ロボロフスキーハムスター
目属科:ゲッ歯目 ネズミ科 キヌゲネズミ亜科 ヒメキヌゲネズミ属
原産国:ロシアのトウバ自治共和国
体 長:オス 約7cm / メス 6~6.5cm
体 重:オス 15~40g(オスのほうがわずかに重い) / メス 15~40g
寿 命:約2年
食事(野生下)
穀物・草食傾向の強い雑食性/植物の根や茎、昆虫など
食事(飼育下)
主食:市販のハムスター専用フード 副食:野菜(小松菜・キャベツ・ニンジンなど)・果物(リンゴなど)・動物性たんぱく質(チーズ・煮干しなど)
特 徴
ハムスターの中で最小の種類。性格は臆病で神経質な面がある。背中部分は薄茶色で腹部分は白く、眼の上に白い眉のような模様があるのが特徴。カラーバリエーションは少なく、近年ノーマルのほかにホワイトフェイス・イザベラなどが作出された。よく知られているほかのハムスターよりも、ペットとしての歴史が短いため、詳細があまり判明していない種類である。ほかのハムスターに比べ繁殖が難しいといわれることもあるが、複数のメスにオス1匹の同居の飼育で容易に繁殖する。
慣れやすさ
気の強い個体は少ないが、臆病な性格が多く動きも素早いので、手のりにするよりも、可愛らしい姿や動きを見て楽しむ観賞用のハムスターといえる。驚かせたり嫌がることは避け、エサを手から与えるなど、ゆっくり気長に接していくと慣れる個体もいる。
飼育のしやすさ
基本的な飼育方法は、ほかのハムスターと同じである。体は小さいが活発なので十分な飼育スペースを与えてあげよう。素早い動きをするため、掃除をするときなどケージから外に出す際は脱走に注意すること。体が小さく寒さに弱いため、冬場は保温をする必要がある。気温が約15℃以下になると冬眠準備に入り、約5℃になると冬眠に入ってしまうため、ハムスターの体に負担をかけないためにもペットヒーターなどによる保温をおすすめする。この種は、ハムスターの中では比較的複数飼育が可能な種類である。
おすすめ度
コミュニケーションがとりづらい種類ではあるが、ハムスターの中で最も小さく可愛らしい見た目から、非常に人気が高い。姿形をのんびりと楽しめる人向き。
このページを印刷