かじり木について

ハムスターやウサギなどのゲッ歯類におすすめのかじり木をご紹介します。

かじり木ってなに?

かじり木とは、ゲッ歯類に使用する用品です。ゲッ歯類の動物は肉食や雑食の動物と違い、一生歯が伸び続けるため、やわらかい物ばかり食べていると歯の擦り減りが悪く、必要以上に伸びてしまったりかみ合わせが悪くなってしまうことがあります。これを予防するために用意されたものが“かじり木”です。かむことで歯が削れ、またストレス解消にもなりますので、ゲッ歯類を飼育されるかたにおすすめしています。

どんなかじり木がいいの?

かじり木にはさまざまな種類があり、形や原料なども違います。以下にかじり木の種類を掲載しますので、ペットが気に入るかじり木を探してあげましょう。

かじり木の種類

scroll →

種類 特徴(使用方法など) 対象動物
ケージに固定するタイプ ケージ内に固定したりぶら下げたりして使用する。ぶら下げるタイプはインコのおもちゃとして使用する場合もある。その他、遊び要素を含んだものが多い。 ゲッ歯類全般
インコ系の鳥
スタンドタイプ 木製のスタンド型。直置き・固定できるタイプの2種類がある。ハムスターなどの小さな動物が上り下りする足場にもなる。 ゲッ歯類全般
おやつタイプ クッキーをかたく圧縮してつくった物や、コーンでできた物など、食べ物でできている。原料によっては与え過ぎると太ってしまう場合もあるため、おやつ感覚で与えるとよい。 ゲッ歯類全般
(主にハムスター)
牧草タイプ 圧縮したり束ねたりした牧草。かじり木の用途としても使用できるが、一般的には草食動物のおやつとして与えることが多い。 ウサギ・モルモット・チンチラなど草食性のゲッ歯類
牧草フィーダータイプ 木製でできているため、牧草フィーダーとして使用しながらかじり木としての役割も果たす、一石二鳥タイプ。草食性のゲッ歯類に最適。 ウサギ・モルモット・チンチラなど草食性のゲッ歯類
軽石タイプ 軽石でできたチンチラ用かじり木。(たくさん食べてしまう場合は使用を控えよう) チンチラ
ヘチマタイプ 食用のヘチマを乾燥させたもの。 ハムスター・ウサギ

かじり木Q&A

かじり木にはさまざまな種類があり、形や原料なども違います。以下にかじり木の種類を掲載しますので、ペットが気に入るかじり木を探してあげましょう。

Q.以前飼育していたウサギには、まったくかじり木を使用しませんでしたが歯の状態は良好でした。
絶対に必要なのでしょうか?

A.飼育環境や個体差によって、かじり木を与えなくても問題ない場合もあります。例として、隠れ家が木製や牧草でできている物を使用している場合、それをかじってかじり木の役割となっているケースや、乾燥フードや牧草中心に与えているため、食事によって歯が正常に削れているケースなどがあります。かじり木は、歯の伸び防止以外にもストレス解消の役割も兼ねています。歯の伸びやストレス予防のためにも使用してあげましょう!

Q.うちの子はかじり木ではなく、ケージの柵ばかりかんでいます・・・

A.外に出たい意思表示やストレスによってケージをかんでしまう子もいます。ケージの一部分ばかりかじっていると、歯が変形したり口のまわりの皮膚を傷つけたりしてしまう可能性があります。そういった場合は、いつもかんでしまっているケージ部分に、固定できるタイプのかじり木を設置してみましょう。そちらに興味がいき、かじり木をかじってくれるようになれば、歯の変形などを防ぎ、ストレス発散にもつながります。

Q.かじり木をまったくかじってくれません。どうしたらいいでしょうか?

A.かじり木にはたくさんの種類があり、同じ木製でも、大きさ形ともさまざまです。そして、食べ物のようにその子によって好みがあります。木製にまったく興味を示さない子にはコーンや牧草でできたタイプ・・・など、その子に合ったかじり木を見つけてあげましょう!

ペット図書館トップ