ルリコンゴウインコ
目属科:インコ目 インコ科 コンゴウインコ属
分 布:中米南部~ボリビア、パラグアイ
体 長:オス 82~85cm / メス 82~85cm
体 重:オス 900~1200g / メス 900~1200g
寿 命:約50年
食事(野生下)
果実、種子、木の実など
食事(飼育下)
主食:インコ・オウム専用混合フード 副食:野菜(青菜・小松菜など)・果物(リンゴ・みかんなど)
特 徴
コンゴウインコの種類で、大きな体と鮮やかな体色は、インコの中でも一際目立つ存在。体の大きさは、産地によって異なる場合がある。背面は鮮やかな瑠璃色、前面は黄色。その体色から英名では“ブルーアンドイエロー・マコウ”という。黒い大きなくちばしは迫力があり、白い顔には黒い筋が頬にかけて3本程ある。頭部には緑色、のどには黒のポイントが入っている。興奮すると、羽毛のない顔部分の皮膚が紅潮する。赤い体色の“ベニコンゴウインコ”は、ルリコンゴウインコと外見がよく似ている。野生はつがい、もしくは群れで生活しでいる。体が大きいため巣を巨木につくるが、自然破壊などにより巨木が減ってしまったため、年々生息数が減少してきている。現在では、ほとんど保護区域でしか見られなくなってきている。非常に大きな鳴き声だが、ものまねが得意で、人の声や音などを、とても上手に発音することができる。ペットとしても昔から人気はあるが、声と体の大きさから飼育できる環境は限られてくる。多産な鳥で、多いときは年に2回産卵をする。
慣れやすさ ★★★★☆
温和でよく人になれる。臆病でデリケートな性格も多い。頭がよく学習能力も高いため、びっくりさせたり、からかったりすると、その人の顔を覚えて2度となついてくれなくなる場合もある。恐怖心を与えないように優しく接してあげよう。好奇心旺盛で、いたずらをすることもあるので、なれた個体でも鋭いくちばしには注意すること。
飼育のしやすさ ★★☆☆☆
体が大きく、長い立派な翼・尾羽をもっているため、ケージもそれに応じてコンゴウインコ用の大きなフライトケージを用意する必要がある。ストレスなどによる毛引きをしてしまわぬよう、コミュニケーションを多くとることも大切である。非常に大きな声を出すため、集合住宅やマンションなどでの飼育は難しい。また、くちばしの力が強く鋭いため、ケージは頑丈なものを使用し、ロックは厳重にする。退屈しないように、壊して遊べるおもちゃを与えてもいいだろう。飼育下ではヒマワリ、麻の実などの種子、さまざまな果などを好んで食べる。
おすすめ度 ★★☆☆☆
大型のコンパニオンバードとして昔から有名なルリコンゴウインコ。大きな声をのぞけば、非常によくなつく素晴らしい家族といえる。大きな飼育スペースや、防音対策から考えると、集合住宅やマンションなどでの飼育は難しい。広々とした、落ちついた環境を提供してあげてほしい。
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