ヨウム
目属科:オウム目 インコ科 ヨウム属
分 布:アフリカ中西部
体 長:オス 32.5~33cm / メス 32.5~33cm
体 重:オス 約400g / メス 約400g
寿 命:約50年
食事(野生下)
種子類・木の実・果物など
食事(飼育下)
主食:オウム・インコ専用混合フード 副食:野菜(小松菜・チンゲン菜・ブロッコリー・ニンジン・かぼちゃなど)・果物(リンゴなど)
特 徴
昔から人気の高いコンパニオンバードで、全身がグレーの体に鼻から目にかけて白色、尾羽が鮮やかな赤色をしている。大変よく似た種類で“コイネズミヨウム”がいるが、ヨウムより一回り小さく、尾羽の色が暗い赤色をしている。性格は温厚で、人によくなつき、おしゃべりが非常に上手なため、大型のオウムやインコの中でも、世界中でトップクラスの人気がある。おとなしい反面、なれた個体は淋しさによる不安を感じたり、飼い主以外に対して人見知りをしたりする。野生では群れで生活しており、木の穴などで生活している。オスとメスを見た目で判断することは難しい。
慣れやすさ ★★★★★
非常に人によくなれ、比較的おとなしい性格。おしゃべりも上手で、たくさんの言葉を話すようになる個体が多い。おしゃべりは大体生後約6ヶ月から話しはじめる。頭をなでてもらうのが好きで、催促してきたり、手からおいしそうにエサを食べる姿は何とも愛らしい。臆病な個体はじっくり期間をかけて、話しかけながら優しく接してあげると、自然になついてくれることが多い。
飼育のしやすさ ★★★★☆
幼鳥は多少デリケートな面があるため、温度管理などに注意が必要だが、成鳥になると比較的寒暖にも強く丈夫で飼育しやすい。おとなしい性格が多いが、環境に馴染むと好奇心旺盛でくちばしの力も強いため、木製の壊して遊べるおもちゃなどをケージ内に入れてあげると、暇つぶしやストレス発散になる。知能が高く、ケージの入り口を開ける方法を覚えて脱走したりと、やんちゃな一面もあるため、ケージは大きめのナスカンなどでロックするとよい。
おすすめ度 ★★★★★
体が丈夫で、ほかの大型鳥よりも鳴き声が小さく、雄叫びをしない個体が多いため、都会でも飼いやすいといわれている。似た目は地味ではあるが、温厚な性格に加え、おしゃべりも上手で人によくなつくため、大型コンパニオンバードの中では非常に人気が高い。寿命も長いので、人生のよきパートナーになってくれるだろう。
ヨウムを飼育する際の注意点
寿命が長いため、日ごろからよい飼育環境や、バランスを考えた食事を心がけてあげよう。
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