ミーアキャット
目属科:食肉目 マングース科 ミーアキャット属
原産国:南アフリカ共和国
分 布:南アフリカ共和国
体 長:オス 25~30cm / メス 25~30cm
体 重:オス 0.6~1kg / メス 0.6~1kg
寿 命:7~10年
食事(野生下)
雑食性/昆虫、トカゲ、ヘビ、サソリといった小動物、植物の根など
食事(飼育下)
馬肉、鶏肉、昆虫の幼虫、青菜、リンゴ、バナナ、サツマイモ、ドッグフード、マウスなど
特 徴
ミーアキャットはアフリカ大陸が原産地のマングース科の動物で名称には「キャット」とあるが、マングースの仲間であり、猫ではない。 体長約30cm、体重約1kgの小柄な体型でありながらサバンナの過酷な環境を生きるミーアキャットは、生命力の強い動物といえる。 ミーアキャットが今日まで生き延びてきた理由として、個々の生命力のみではなく、彼らの形成する「群れ」にも大きな要因である。 基本的に群れで行動する社会的動物であり、複数の家族(世帯)と群れで生活することによって命を落とすリスクを分散させている。 前足を上げて後足と尾で立ち上がりキョロキョロとあたりを見まわす姿が有名なミーアキャットだが、この愛嬌たっぷりのしぐさ仕草は日光浴や外敵を監視しているときのポーズ。 生息地である砂漠は夜の気温が下がるため、日中は太陽に向かって立ち上がり日光浴をしている。 また、日中にごはんを探すミーアキャットは、コブラや鷹などの天敵から身を守るため、仲間同士で見張り役を決めて行動している。敵に気づいたときは鳴き声で知らせてコミュニケーションをとる。 2~40頭程の群れで生活するミーアキャットは、とても社交的で仲間同士で仲良くじゃれあったり、毛づくろいしたりするのが大好き。また、子育てを助け合いながら生活している。
慣れやすさ
人間には慣れるが、野性の血が濃いため、単純に犬猫のようには慣れてくれない場合が多い。 環境に慣れるまでは攻撃的になる個体もいるようなので、慣れるまではそっとしておき、ストレスを与えない飼育を心掛け、子供の頃から一緒にいられる時間を作ってあげられれば慣れてくれるだろう。 慣れるとハーネスをつけて、一緒に散歩も夢ではない。
飼育のしやすさ
室内で育てると床を掘り起こされたり、他のペットと喧嘩をしたりする場合もあるので、小動物用の大きめのケージやサークルを用いて十分な広さの飼育スペースが必要。 トイレのしつけについては、その個体が気に入ったトイレの場所ができるため、そこをトイレにしてあげるのが1番よいだろう。オスの場合はマーキングをする習性があるためトイレを1ヶ所に限定するのは難しい。
おすすめ度
後足で立ち、ポーズを決めているとてもかわいらしい容姿から、動物園でもみんなの人気者。 環境の変化には弱いので、じっくりと時間をかけて距離を縮めること。 飼育するにあたって基本的な知識を身につけてからお迎えすることが大切である。
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