食事(飼育下)
主食:モルモット専用フード・牧草 副食:野菜(小松菜・ニンジン・キャベツなど)・果物(リンゴなど)
特 徴
体につむじのようなもの(ロゼット)が特徴のモルモット。ロゼットが左右対称にあるものが観賞的価値が高いとされる。イングリッシュより4~5cm体毛が長く、体毛が巻いているように見えるため、ペットショップなどでは“巻き毛モット”という名で販売されることもある。カラーバリエーションが豊富で、毛質はノーマルとツヤのあるサテンの2パターンある。モルモットの品種としては古くから知られており、1860年代にはすでにイギリスで確認されている。ショートモルモット(イングリッシュ)同様野性の個体は存在しておらず、ノーマルモルモットの改良品種である。繁殖は通年であり、1度の出産で2~4匹の子供を産む。
慣れやすさ ★★★★★
はじめは警戒して臆病な個体が多いが、一般的に人なれしやすく、とても社交的。最初は怖がらせないように段階を踏んで徐々に接していくと意外と早くなれる。なれた個体は、寂しがって飼い主から離れようとしなかったり、後をついて来たりする。声でコミュニケーションがとれる動物で、エサをねだったり、かまってほしいときには“ピューピュー”と一生懸命鳴いてアピールする姿が非常に可愛らしい。
飼育のしやすさ ★★★★☆
基本的な飼育は難しくないが、体内でビタミンCを合成することができない動物なので、飲み水にビタミン剤を混ぜたり、生野菜・果物を適度に与え、バランスよくビタミンを摂取させる必要がある。ビタミンが欠乏すると、ストレスや病気に対しての抵抗力が突然低くなってしまう危険性がある。バランスのとれた食事を与える以外にも、日ごろからペットが落ちついた環境づくりを心がける必要がある。また、暑さと湿度に弱いため、温湿度管理をしっかり行うこと
おすすめ度 ★★★★★
人なれしやすく社交的な性格で、楽しくコミュニケーションをとることのできる動物。カラーや種類が豊富なため、自分の気に入った種類を見つけることも楽しみのひとつ。可愛い声で感情表現してくれるところも、また大きな魅力である。
巻き毛モルモット(アビシニアンモルモット)を飼育する際の注意点
皮膚病になりやすいので、ビタミンの摂取や湿度管理に注意し、定期的な体調チェックで早期発見・治療を心がけることが必要。
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