ベルツノガエル
目属科:無尾目 カエル亜目 ミナミガエル科 ツノガエル亜科
分 布:アルゼンチン、中米~南米
体 長:オス 8~12cm / メス 8~12cm
寿 命:約14年
食事(野生下)
肉食性/昆虫、マウス、魚類、両生類など
食事(飼育下)
飼育下/昆虫(コオロギ・ハエ・ミルワームなど)、ピンクマウス、金魚など
特 徴
ツノガエルの中でも緑、赤などの鮮やかな体色が美しいベルツノガエル。中米から南米の温暖な乾燥地帯に生息しており、普段は体を土の中に潜らせて獲物を待ち伏せしている。目の前を横切る獲物は、たとえ大きな生き物(マウスなど)でも食べてしまう。本来は10年以上長生きするカエルだが、食事を与えすぎると死んでしまうといった特徴をもつ。ベルツノガエルの中のアルビノという種は交雑種が多く、黄色い体色に真っ赤な眼の改良品種である。
慣れやすさ
ほかの小動物たちのように、人になつくというよりも観賞タイプの動物。環境や飼い主になれてくると、手からエサを食べるようになる。しかし、大型の個体の場合、かみつかれると痛いので、ピンセットなどで与えたほうが無難である。
飼育のしやすさ
食事は生き餌がよい。最近ではペットショップで、エサ用のコオロギなどを入手することもできるが、毎日与える必要はないため、飼育しやすいといわれている。ベビーであれば週2~3回、ある程度成長した個体であれば1週間に1回くらいのペースで与えることをおすすめする。また、ときどきカルシウムやビタミンを混ぜて与える。飼育下では、できる限り自然界の環境に近づけてあげるために、テラリウム(ちょっとした植物熱帯園)をつくってあげるとよいだろう。水ゴケはたっぷり湿らせ、気温は22~26℃(夜間20℃)を保つことが好ましい。
おすすめ度
ずっしりとした体はとても愛らしい。食欲旺盛なので食事をするシーンにも迫力がある。しかし、エサを与えすぎると死んでしまうことがあるので、食事管理には注意が必要。 あまり動き回るタイプではないので、手間もかからずゆっくり飼育することができるだろう。
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