カンムリウズラ
目属科:キジ目 ナンベイウズラ科
原産国:アメリカ
分 布:アメリカ西南部(カリフォルニア州)
体 長:オス 25~28cm / メス 25~28cm
体 重:オス 150~170g / メス 150~170g
寿 命:7~8年
食事(野生下)
木の実・種子類・昆虫など
食事(飼育下)
主食:チャボ用フード(ハト用フードを砕いた物を与える場合もある) 副食:野菜(小松菜・青菜など)・果物(リンゴなど)・昆虫(ミルワームなど)
特 徴
ウズラの中でも美しく、頭の黒い冠羽が特徴。地上にいる以外にも低い枝木などに止まって休むことが多い。地面にくぼみをつくり、そこに植物の枝・茎などを巣材として敷いて巣をつくる。飛ぶことも比較的上手である。繁殖期はつがいで、それ以外の時期は複数の群れで生活している。アメリカからペットとして輸入されている鳥で、野生は以前北部での分布率は低かったようだが、現在ではメキシコのバハ半島~カナダのバンクーバー南端・ブリティッシュコロンビア州付近まで広がっているという。オス・メスの同居飼育も可能で、一般的なウズラ(ウズラ・ヒメウズラなど)のように、オスがメスを攻撃するような習性は少ない。メスは環境が気に入ると卵を産み、よく見かけるウズラの卵とよく似た大きさ・形である。
慣れやすさ ★★☆☆☆
非常に警戒心が強く臆病な性格なので、美しい姿や動きを見て楽しむ観賞用の鳥といえる。驚かせたり無理に触ったりせず、ゆっくり観察するとよい。
飼育のしやすさ ★★★★☆
基本的な飼育方法はほかのウズラと同様だが、地面にずっと降りて生活するより、枝木などに止まる習性があるため、低い位置に止まり木を設置したり、ステージなどをつけたりするとよい。ケージは高さよりも面積が必要であるため、広めの鳥かごやウサギなどの飼育ケージを使用する。地面に降りることも多い鳥なので、フン切網やスノコは必ず取り外して使用すること。(足をはさんでケガをすることがある)寒さに弱いので冬場はペットヒーターを使用し、保温が必要。
おすすめ度 ★★★☆☆
美しい羽に冠羽のある一風変わったウズラで、保温などに気を付ければ飼育方法もあまり難しくない。つがいで飼育することができ、環境がよいとメスは産んだ卵を温める場合があるので、一般的に知られているウズラとは違った楽しみもある。
カンムリウズラを飼育する際の注意点
ウズラの中でも飛行が上手なので、不意な脱走に注意すること。
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