食事(野生下)
樹上の果実や、草木の種、昆虫など
食事(飼育下)
主食:インコ・オウム専用混合フード 副食:野菜(青菜・小松菜など)・果物(リンゴ・みかんなど)、昆虫(ミルワームなど)
特 徴
“太白(タイハク)”の名の通り、純白の体色とずんぐりとした体型が特徴の大型のオウム。全身が白く、風切羽と尾羽の裏側はかすかに黄色味をおびている。体と同じ白色の冠羽は、オウム科の鳥の中でもとくに立派。その幅広な冠羽が傘のように広がることから、別名“アンブレラ(傘)コッカトゥ”とも呼ばれている。 人工育雛された個体はとくに人とのスキンシップを好み、仰向けになっておどけて見せたり、甘えん坊な一面をもったオウム。
慣れやすさ ★★★★★
非常に人なれする鳥で、愉快な性格と行動で楽しませてくれる。知能が非常に高く、記憶力・表現力ともに優れており、さみしがり屋の遊び好きである。首元などを触ってもらいたがったり、自ら遊びのアピールをしてきたりする場合もある。なお、同属の鳥に比べておっとりした性格が多いといわれている。そういった性格から、さみしさや退屈感が重なるとストレスを感じることもあるので、なれた個体にはその分飼い主が愛情をもって接し、しゃべりかけたり遊んであげることが必要である。
飼育のしやすさ ★★★☆☆
環境の順応性が高く寒さにも強いため、成鳥は丈夫で年間を通して屋外飼育が可能。しかし極端な温度差には注意し、屋外飼育の場合、冬場は十分な保温対策が必要。 頑強なくちばしは力が強く破壊力があるので、丈夫な飼育ケージを用意しよう。ストレス解消のためにも、壊して遊ぶようなおもちゃを入れてあげてほしい。大型インコやオウムの中でも雄叫びの音量が大きいため、防音対策を考えることも重要である。
おすすめ度 ★★☆☆☆
人とのスキンシップを好み、大型のコンパニオンバードとして人気の高いオウム。大きな声を除けば、末永く素晴らしい家族になってくれるだろう。ただし、雄叫びの音量が大きいので、飼育する前に環境を考える必要がある。大きなスペースや、防音対策の必要性から考えると、集合住宅やマンションなどでの飼育は難しいといえる。広々とした、落ちついた環境を提供してあげてほしい。
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