スマトラオオヒラタクワガタ
目属科:甲虫目 クワガタ科
原産国:スマトラ島
体 長:オス 38~102mm / メス 36~48mm
寿 命:1~1年半
食事(野生下)
樹液
食事(飼育下)
昆虫ゼリー、蜜など
特 徴
幅広の体に、大きく頑丈な顎が特徴。生息地により、大顎の内歯の位置が前後している(地域タイプ別あり)。オスは攻撃的な一面をもっており、メスと同居させるとメスを殺してしまうことがある。見た目の迫力通り、豪快な動きや風貌は大変人気がある。そして顎のはさむ力は、人が流血するほどである。
慣れやすさ ★☆☆☆☆
基本的には人になつく動物ではないため、見て楽しむ観賞用の生き物である。オスは大変凶暴な攻撃的な性格で、大きな顎ははさまれると非常に痛く、なかなか離さないため、お子様が扱う際には注意が必要。
飼育のしやすさ ★★★★☆
ヒラタクワガタのほとんどは、クワガタの中でも入門種で、比較的飼いやすいが、少々大きな個体が多いため、なるべく大型の容器を使用して中を清潔に保つことが必要。以下の点に注意して飼育しよう。 1. 温度管理をきちんと行う。夏場は気温が28℃以上になる場所には置かない。適温は15~28℃。飼育用ケースは直射日光が当たる場所、強い風が当たる場所、乾燥するような場所に置くことは避ける。 2. 飼育用ケース内には1匹ずつ入れる。繁殖を目的としているならば、オスとメスを一緒に入れてもよいが、オスは攻撃的で、同居させると、メスを殺してしまう危険性が高いため注意。 3. エサは絶対にきらさないよう注意が必要。昆虫類は常に食べ物を食べ続けている動物であるため、エサがきれてしまうことは大変危険。昆虫ゼリーは大きさにもよるが、大体1~2日くらいでなくなってしまうため、新しいものに替えてあげること。なお、腐りやすいため、2~3日たってゼリーが残っていても、新しいものに替えよう。 床材には市販のクヌギマットなどを霧吹き等で湿らせて使用し、深めのケースに深く敷きつめること。マットは湿らせすぎると、ダニ発生の原因になるため注意。(マットを握って水が出るのは湿らせすぎ)マットが乾いてきたら、また霧吹きで湿らせる。マットは定期的に取り替えること。
おすすめ度 ★★★★☆
非常に横幅があり、重量感のある体形。長さのパラワン、横幅のスマトラと、人気を2分している。比較的安価で大型の個体が多いので、子供たちの間では人気種となっている。オスとメスを一緒に飼育すると、オスがメスを攻撃してしまう恐れがあるため、繁殖目的以外は別々で飼育することをおすすめする。
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