スローロリス
目属科:霊長目 ロリス科 スローロリス属
原産国:東南アジア
分 布:インド~ベトナム
体 長:オス 20~28cm / メス 20~28cm
体 重:オス 約460g / メス 約370g
尾 長:1.3~2.5cm
寿 命:約10年 (最長:14年半)
食事(野生下)
雑食性/樹脂、果実、種子、昆虫など
特 徴
スローロリスは、とてもゆっくりとした動きやクリクリの目、ずんぐりした体型といった特徴をもつ原始的な猿(原猿)の仲間です。その風貌は、一見サルとは思えない程ユニークで、走ったりジャンプすることができないため、野生のスローロリスは敵から発見されないよう、竹林や森林で動かずひっそりと暮らしています。 一般的に樹上生活のサルがもつ長い尾がなく、1~2本の手足で長い時間枝にぶら下がることが可能で、木から木へ移動、方向転換をする際は、飛び移ることをせずほとんど物音を立てず移動します。「ロリス」はオランダ語で「道化師」という意味をもちその個性的な容姿にぴったりです。主に知られている“ピグミースローロリス”“レッサースローロリス”などの種類は、スローロリスの中でも小型種です。 スローロリスは夜行性で、基本的に単独で眠ることがほとんどだが集団で集まって眠っていることが観察されています。威嚇や警戒したときに「ジッジッジッ・・・」や「ブーブー」などといった鳴き声を出したりします。 スローロリスは、ひじの内側の腺から出る分泌物を唾液と混ぜることで刺激臭のある毒を生成し、それをグルーミングによって全身に広げるといった行動で天敵から身を守ります。
スローロリスを飼育する際の注意点
スローロリスは、2000年以降ワシントン条約により輸入が禁止されている。国内で繁殖されたもののみが販売・譲渡されているため、ペットとして飼育することは難しい。もしも日本で飼育する場合は環境省から「登録票」を発行してもらう必要がある。
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