クレステッドゲッコー

24924_ext_25_0.jpg
30~40g
facebook
twitter
mixi
HATENA

目属科:爬虫類目 有鱗目 トカゲ亜目 ヤモリ科 イシヤモリ亜科 ミカドヤモリ属
分 布:ニューカレドニア、ロイヤルティー諸島
体 長:オス 20~25cm / メス 20~25cm
体 重:オス 30~40g / メス 30~40g
寿 命:約10年

※体の大きさは体重・体高をもとに分類しており、あくまでも目安としてご理解ください

食事(野生下)

昆虫類など

食事(飼育下)

主食:昆虫(コオロギ、ミルワームなど) 副食:果物(バナナなど)、昆虫ゼリーなど

特 徴

和名“オウカンミカドヤモリ”という、野生では樹上生活をしている中型のヤモリ。レオパの愛称で知られているヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)と並んで人気の高い種。獲物を狩るとき以外はあまり動かない。眼から背中にかけてのクレスト(とさか)が特徴的。眼にかかったクレスト部分がまつ毛に見え、学名(Rhacodactylus ciliatus)の由来になっている。森林に生息している樹上棲ヤモリであり、指先の趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる無数のヒダによって飼育ケージの側面に張り付くことができる。飼育がしやすく繁殖が多く行われているため体色や模様が確立されたモルフも存在し、ファイアー、バイカラー、ストライプなどさまざまな体の模様のパターンと、赤、黄、オリーブグリーン、ブラウン、オレンジ、カーキなど、カラーバリエーションにも富んでいる。

慣れやすさ

爬虫類なので、人になつくということはないが、人に対する警戒心は比較的低く、攻撃性もあまりない。ヤモリの中では非常にのんびりした動きで、性格もおっとりとしている。ペット向きの爬虫類ともいえる。

飼育のしやすさ

中型で樹上性のヤモリであるため、高さのある水槽やケージが理想だが、全長の2倍程度の高さがある大型のプラケースでも飼育は可能。湿度を保つために1日最低1回は霧吹きをし、床材が少ししっとりするくらいにしておくことがベスト。(水槽内が蒸れてしまわないよう注意)。丈夫なので多少の温度差には耐えられるが、基本は室温26℃前後を保つこと。室温を保つために遠赤外線のパネルヒーターなどの保温器具を使用する方法もある。暗い場所や隠れる場所を用意する必要があるため、止まり木やシェルター、植物などを設置する。エサは果実(バナナ、イチゴなど)や、昆虫ゼリーを好んで食べる個体が多く、主食とは別に少量補助食として与えてもよい。

おすすめ度

何といっても“まつ毛”のようなクレスト(とさか)が愛らしく特徴的。カラーバリエーションが豊富にあるため、見た目も楽しい。爬虫類の中でもカラダが丈夫で初心者でも飼育を楽しめる。

クレステッドゲッコーを飼育する際の注意点

ほかの種類のヤモリと違い、1度切れてしまった尾は2度と再生しないので扱いに注意すること。またハンドリングをする際は、無理やり触らないようにする。強く握ってしまいストレスを与えてしまうと自切をして尻尾を切ってしまう可能性がある。頭を触られることを嫌がる性質も理解しておく必要がある。

このページを印刷

ペット図書館トップ