スペングラーヤマガメ
目属科:カメ目 ヌマガメ科
原産国:中国南部~ベトナム
体 長:オス 約13cm / メス 約13cm
寿 命:約25年 (正確なデータは不明)
食事(野生下)
雑食性/陸上巻貝、昆虫、カタツムリなど
食事(飼育下)
ヌマガメ専用フード、果物、昆虫、ピンクマウスなど
特 徴
別名“オナガヤマガメ”と呼ばれるこのカメは、甲羅の後縁はギザギザしており、背甲には3本のキールがあることが特徴。その甲羅は枯葉によく似た茶褐色。性別は目の虹彩で見分けることができ、オスはオレンジがかっており、メスは白っぽい。(個体差によって判別できないこともある) 野生下では湿潤な森林や丘陵・山岳部の林床に生息し、泳げないわりには浅い水によく出入りする。以前はよく似た“リュウキュウヤマガメ”の亜種と考えられていたが、現在では別種とされている。なお、リュウキュウヤマガメは絶滅危惧種であり、日本の天然記念物に指定されているため飼育できない。
慣れやすさ ★★★☆☆
神経質で臆病なため、スキンシップは控えめがよい。警戒心が解けてくると、よくなれる優しい性格のカメである。雑食性のため、お気に入りの食べ物を見つけたら、そっと手から与えてみよう。
飼育のしやすさ ★★★☆☆
乾燥に弱いため、浅く安全な水場をつくり、湿らせたミズゴケやヤシガラなどを多めに敷くとよい。神経質であるため隠れ家も設置してあげよう。また暑さに弱いので、スポットライトは設置せず、飼育温度が日中:25℃、夜間:20℃以上にならないようにしたほうが無難である。紫外線灯も放射の弱いもので十分。
おすすめ度 ★★★★☆
クリッとした目の愛嬌ある顔に、美しい甲羅をもつカメ。以前は少々難易度の高い種とされてきたが、適切な設備があれば容易に飼育することができる。優しい性格なので、時間をかけて歩み寄っていけば、よくなれてくれる種である。愛らしい食事シーンも魅力的。
スペングラーヤマガメを飼育する際の注意点
夏は暑さで体調を崩す可能性があるため、温度管理に注意すること。
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