カブトムシ

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HATENA

目属科:甲虫目 カブトムシ亜目 コガネムシ科 カブトムシ亜科 カブトムシ属
分 布:日本(本州・四国・九州・奄美大島・沖縄・久米島・)、朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島、フィリピンなど
体 長:オス 40~85mm(ツノを含む) / メス 35~50mm
寿 命:野生下/約1ヶ月 飼育下/オス:50日 メス:80日

※体の大きさは体重・体高をもとに分類しており、あくまでも目安としてご理解ください

食事(野生下)

クヌギ・コナラ・クリの木などの樹液

食事(飼育下)

昆虫ゼリー、蜜など

特 徴

カブトムシは、日本で昔から親しまれている、夏の風物詩的昆虫である。日本最大の昆虫でもある。(ツノを含んだ大きさ比) 成虫は6~8月に、雑木林などで多く見かけ、主にクヌギ、コナラ、ヤナギなどの樹液を好んでエサとしている。基本的には夜行性だが、昼間も活動していることが多いため、採集しやすいといえる。もともと北海道には生息していなかったが、近年では帰化したものが繁殖し、多くのカブトムシが発見されている。成虫の寿命は短く、メス平均80日に対して、とくにオスは50日と短命である。成虫の短い期間に繁殖をし、メスは20~30個の卵を産む。

慣れやすさ ★☆☆☆☆

基本的には人になつく動物ではないため、見て楽しむ観賞用の生き物である。元気な個体ほど力強くしがみつき、1度くっついてしまうと、なかなか離れないため、触れ合う際には注意してほしい。移動をさせるときは、ツノの部分などを優しく慎重に持ってあげよう。

飼育のしやすさ ★★★★★

とても飼育しやすく、繁殖も容易に行える。以下の点に注意して飼育しよう。 1. 温度管理をきちんと行う。夏場は気温が28℃以上になる場所には置かない。比較的涼しい所を好むため、飼育用ケースは直射日光が当たる場所、強い風が当たる場所、乾燥するような場所に置くことは避ける。 2. 狭いケース内でオスを複数で飼育すると、激しくケンカをし、体力を消耗して寿命が縮まってしまう場合があるため注意。 3. エサは絶対にきらさないよう注意が必要。昆虫類は常に食べ物を食べ続けている動物であるため、エサがきれてしまうことは大変危険。昆虫ゼリーは大きさにもよるが、大体1~2日くらいでなくなってしまうので、新しいものに替えてあげること。また、エサは腐りやすいため、2~3日たってゼリーが残っていても、新しいものに替えよう。 床材には市販のクヌギマットなどを霧吹きなどで湿らせて使用し、深めのケースに深く敷きつめること。マットは湿らせすぎると、ダニ発生の原因になるため注意。(マットを握って水が出るのは湿らせすぎ)マットが乾いてきたら、また霧吹きで湿らせる。マットは定期的に取り替えること。

おすすめ度 ★★★★★

夏には小さなお子様から大人まで、長年にわたって愛され続けているカブトムシ。簡単に繁殖を楽しむこともできるという魅力もある。幼虫の時期の食事内容で、成虫の大小が決まってくるため、どんな個体が誕生するのか大変楽しみである。

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