アカテタマリン
目属科:霊長目 広鼻猿下目 オマキザル上科 マーモセット科(キヌザル科) タマリン属
分 布:米のアマゾン河流域、ブラジル北部、ギアナの湿潤な低地熱帯多雨林
体 長:オス 25~35cm(尾は含まず) / メス 25~35cm(尾は含まず)
体 重:オス 約450g / メス 約450g
尾 長:20~30cm
寿 命:10~15年
食事(野生下)
雑食性/昆虫、クモ、トカゲ、果実、花など
食事(飼育下)
主食:市販のモンキーフード 副食:果実(バナナ・リンゴ・みかんなど)、昆虫(ミルワーム・コオロギなど)、卵、乳製品など
特 徴
森林に生息する小型のサルである。樹上性でカギのような鋭い爪をもっている。名前の通り、黒の体色に手足の色だけがアカ(オレンジ)になっている。その他は、カラダより長い尾が特徴。基本的にタマリンはメスのほうが優位に立つ社会形成で、オスがメスに従うことが多い。子育てはオスとメス共同で行う。
慣れやすさ
飼育当初は警戒して寄りつかない個体が多いが、タマリン自身好奇心旺盛で観察力があり、人の顔を識別することができるので、焦らず少しずつ接するとよいだろう。徐々に心を開き、飼い主のよきパートナーとなってくれるだろう。放し飼いは難しい。行うにはタマリンの性格や特徴など、ある程度の専門知識を身につけておかなくてはならない。
飼育のしやすさ
環境変化などに対するストレスに弱く、特にお迎え直後、長時間運送された個体は十分休ませてあげる必要がある。環境に順応してからも、小型のサルとはいえ、のびのびできる環境づくりを心がけてほしい。自然界では樹上生活であるため、大きな高さのあるケージを用意してあげるとよいだろう。
おすすめ度
オレンジ色の手足と長い尾が特徴。優しく好奇心旺盛な性格が多いため、人慣れしやすい。以前からサル愛好家たちの中で、リスザル、コモンマーモセットと並ぶ人気を誇っている。飼い主とのコミュニケーションや、ストレス解消にもなるので、非常に慣れた個体は1日1回以上ケージから出して遊んであげること。
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