エボシカメレオン

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HATENA

目属科:有鱗目 トカゲ亜目 イグアナ科目 カメレオン科 カメレオン属
原産国:アラビア半島
分 布:アラビア半島南端(イエメン)
体 長:オス 約65cm(尾も含む) / メス 約45cm(尾も含む)

※体の大きさは体重・体高をもとに分類しており、あくまでも目安としてご理解ください

食事(野生下)

昆虫類、植物の果実・葉など

食事(飼育下)

主食:昆虫(ミルワーム、コオロギなど) 副食:植物質(レタス、イチゴ、みかんなど)

特 徴

頭の大きなトサカが特徴で、そのトサカの部分が烏帽子(えぼし)に似ていることから、この名が付きました。オスはトサカの部分が上方へ高く長く立派に成長します。幼体の時期は、ほぼ全身が薄緑をしており、成長するにつれて赤褐色の班模様が現れます。危険を感じたりするとカラダを大きく膨らませ、体色のコントラストをさまざまに変化させ、口を大きく開けて威嚇音を出します。エボシカメレオンは、アラビア半島南端のイエメンに分布しており、降水量の少ない地域に生息するため、植物の葉や果実などから水分を取る性質があります。木の上にいることがほとんどで、地上に降りることはとても少ないのがもう一つの特徴でもあります。繫殖期では、1度の出産で20~70個程度の卵を産み150~200日程度で孵化し、幼体は約1年で成熟します。

慣れやすさ

基本的には観賞メインの動物だが、慣れてくると徐々に警戒しなくなり、自ら手に乗ってくることがありますが、エボシカメレオンはとてもデリケートなので、無理にハンドリングなどをすると、ストレスが溜まってしまい、威嚇して噛みつくことがあるため注意が必要です。

飼育のしやすさ

比較的エボシカメレオンを飼育するにあたって、ライトは必要不可欠です。UVライトでは紫外線を浴びて骨を強くする働きがあり、バスキングライトは、体を温めたり食べ物を消化したりするために必要になります。また、オスの場合体長が60㎝を超えることもある大型のカメレオンのため、十分に活動できる高さもあり大きめで通気性の良よいゲージを準備する必要があります。狭いケージで飼育すると、頭のトサカの部分が傷付いたり折れたり、照明と頭部の距離が短くなってしまいヤケドをおったり最悪の場合は壊死してしまうこともあります。そして、窮屈に感じてしまいストレスの原因になってしまうので注意が必要です。 乾燥には比較的強いといわれていますが、極度な乾燥は体調を崩すおそれがあるため、霧吹きや、乾燥が激しい場合は、加湿器などで保湿してあげることが大切です。

おすすめ度

カメレオンの中では、丈夫で飼育しやすい入門種といえる。大型のため、成長すると迫力が出てくる。カメレオン特有の、環境や気分による体色変化が見られることも、大きな魅力である。寿命は5年~6年と比較的短い。飼育する際は精一杯愛情を注いであげる。

エボシカメレオンを飼育する際の注意点

強力な紫外線は、カメレオンの目を傷める危険性があるため注意する。 過度に触りすぎるとストレスになる。ハンドリングは落ち着いているタイミングに必要最小限の時間でとどめるようにする。

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