食事(野生下)
昆虫類、植物の果実・葉など
食事(飼育下)
主食:昆虫(ミルワーム、コオロギなど) 副食:植物質(レタス、イチゴ、みかんなど)
特 徴
頭のクレストが特徴の、ポピュラーなカメレオン。そのクレスト部分が烏帽子(えぼし)に似ていることから、この名がついた。オスはクレストが長く立派に成長する。幼体の時期は、ほぼ全身が薄緑をしており、成長するにつれて赤褐色の班模様が出てくる。威嚇したり興奮したりすると、体色のコントラストをさまざまに変化させ、威嚇音を立てる。 降水量の少ない地域に生息するため、植物などから水分をとる性質がある。飼育下では、保湿する際に使用する、霧吹きの水などからも水分を摂る。繁殖も比較的容易で、1度の出産で20~72個の卵を産む。
慣れやすさ
基本的には観賞メインの動物だが、慣れてくると徐々に警戒しなくなり、自ら手に乗ってくることもある。また、人の顔を判別することができるようである。少々気の荒い個体もいるため、無理な扱いをすると、威嚇してかみつくことがあるため注意。
飼育のしやすさ
カメレオンの中では最も丈夫で飼育しやすいといわれ、飼育入門種である。繁殖も難しくない。割合大型のカメレオンのため、成長に応じて飼育スペースを拡張する必要がある。狭いケージで飼育すると、頭のクレストが傷ついたり、折れたりすることがあるので注意。乾燥には比較的強いといわれるが、極度な乾燥は体調を崩す恐れがあるため、霧吹きなどで保湿してあげよう。
おすすめ度
カメレオンの中では入門種で、丈夫で飼育しやすいといえる。大型のため、成長すると迫力が出てくる。カメレオン特有の、環境や気分によって体色変化が見られることも、大きな魅力といえるだろう。
エボシカメレオンを飼育する際の注意点
強力な紫外線は、カメレオンの目を傷める危険性があるため注意。
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