アカアシリクガメ
目属科:カメ目 リクガメ科 ホシガメ属
分 布:パナマ・アルゼンチン・スリナム・ブラジルなどの中南米
甲 長:オス 約45cm 最大:51cm / メス 約45cm
体 重:オス 約10.5kg / メス 約10.5kg
寿 命:30~40年
食事(野生下)
雑食性/草・果実・サボテン・動物の屍肉など
食事(飼育下)
主食:リクガメフード 副食:野菜(小松菜・キャベツ・トマトなど)・果物(リンゴ・バナナなど)・動物性たんぱく質(昆虫・肉など) ※キャベツ・ブロッコリー等の野菜には甲状腺誘発物質である[ゴイトロゲン]を含む。
特 徴
四肢のウロコが赤いことが特徴の、森林や多湿なサバンナにすむリクガメ。幼体は甲羅が丸く緑甲がギザギザしているが、オスは成長してくると甲羅が盛り上がり、両脇(横中央部分)がくびれる特徴があるため、ひょうたんのような形になる。他に、頭が赤い“チェリーヘッド”や黄色い“イエローヘッド”などがいる。よく似た種類で同様に飼育できる“キアシガメ”がいるが、アカアシガメより多少大型で、野生では甲長が50cmを超える個体もいる。しかし飼育下では多少小さいようである。 日本の風土に向いており、多湿な環境を好み、乾燥にも強いため、比較的飼育しやすい。植物性の強い雑食で何でもよく食べ、昆虫や肉なども好むため肉食性も強いといえる。
慣れやすさ
臆病な性格が多く、基本的には美しさや行動を見て楽しむ観賞向き。特に飼育当初は神経質になっている場合が多いので、隠れ家などを設置し、ゆっくり観察する程度にしてあげよう。おとなしく優しい性格なので、時間をかけて少しずつ接していけば、徐々に手からエサを食べたり、呼ぶ声に反応してくれるようになる。
飼育のしやすさ
基本的な飼育はホシガメと同様である。幼体に関しては乾燥が激しいと体調を崩す場合があるため、多少湿度のある環境で飼育するとよい。雑食性で何でもよく食べるが、幼体には植物性のエサを中心に与えるとよい。乾燥地帯に生息するリクガメと違い、飼育スペースに新鮮な飲み水を常備し、定期的に温水浴を行う必要がある。急激に乾燥する季節には、霧吹きなどで保湿してあげたい。
おすすめ度
見た目も美しく、乾燥・多湿にも強くリクガメの中では飼育しやすい。しかし、カラダが大きくなるタイプなので、成長に応じて飼育スペースの確保をしていく必要がある。臆病で優しい性格の個体が多く、ゆっくり飼育できる方におすすめ。
アカアシリクガメを飼育する際の注意点
・急激に乾燥した環境は体調を崩しやすいため、多少の湿度を保ってあげよう。 ・基本的に理想とする食事内容としては、低蛋白高繊維質で与えることが望ましい。 対象食物は、小松菜・チンゲイサイ・ダイコンの葉・タンポポ・温州ミカン・ポンカン・ウチワサボテン・アロエ・オオバコ等をバランスよく与える。また、人工フードをはじめ、トマト・リンゴ・バナナ・クローバー・枝豆の葉・カブ・パセリ等を補助的に与えることにより、飼育下において比較的限定されてしまう食物の種類を増やすことができる。
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