ラゴット
英 名:Lagotto
体の大きさ:03
グループ:
第8グループ
レトリーバー、フラッシング・ドッグ&ウォーター・ドッグ(7グループ以外の鳥猟犬)
原産国:イタリア
体 高:オス 43~48cm / メス 41~46cm
体 重:オス 13~16kg / メス 11~14kg
簡単な歴史・解説
ラゴットは古代ローマ時代から、イタリアのコマッチやラベンナ地方の湿地帯などで、多く飼育されていたことが知られている。この地方の池・沼・川などには多くの水鳥がいたため、それらを狩る鳥猟犬として活躍していた。19世紀の中ごろに入ってからは、これらの地方も開発が徐々に進み、湿地帯も減って乾燥した耕地に変わっていった。その結果、ラゴットは働く場を失ってしまったのである。しかし人々は、この犬の優れた嗅覚に着目した。この地方の山野には多くのキノコが自生していたので、今度は猟犬としてではなく、キノコをさがし出す“キノコ狩り犬”として改良を進めていった。今日ではヨーロッパやオーストラリアでショー・ドッグとして注目され、愛好者も増えている。
特 徴
サイズは小型から中型で、しっかりとした骨格に筋肉がよく発達し、バランスがとれた体型をしている。胴がつまって体高があり、動作も俊敏で運動能力も優れている。コートは全身巻き毛で、手触りはやわらかい。
毛 色
オフホワイトの地色に、ブラウンやオレンジの班が入っているものや、全身がブラウンやオレンジのものもいる。
お手入れ
週2回程度、10分間くらいのブラッシングと、耳の掃除を行うようにする。
性 格
おとなしく静かであり、誰に対しても明るく接することができるため家庭犬に適している。しつけやトレーニングもスムーズにでき、油断のない優秀な番犬にもなる。
運 動
広い場所での自由運動をさせてあげることが望ましい。
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