ノヴァ・スコティア・ダック・トーリング・レトリーバー
英 名:Nova Scotia Duck Tolling Retriever
体の大きさ:04
グループ:
第8グループ
レトリーバー、フラッシング・ドッグ&ウォーター・ドッグ(7グループ以外の鳥猟犬)
原産国:カナダ
体 高:オス 48~51cm / メス 45~48cm
体 重:オス 約23kg / メス 約20kg
簡単な歴史・解説
この犬の原産地は、南カナダのニューショット半島で、ここはカモやガンなどといった渡り鳥の中継地点でもある。この鳥を狙うキツネ猟の方法は独特。キツネが海岸を飛び跳ねて見せると、好奇心の強いカモはかなり近くまで寄ってくる。それを隠れて待ち受けたキツネが捕まえるというもの。原住民たちは、自分の犬(土着の赤茶色の犬)を使ってこの方法を模倣していたが、白人の入植者もこの特異な狩猟方法を利用しようと、土着の犬であるコッカースパニエル、セター、コリーを掛け合わせてこの犬を作出した。狩猟方法はキツネと一緒だが、カモが驚いて飛び立った瞬間、ハンターが銃で撃ち落とすと、犬は撃たれた水鳥を水中から地上まで持ってくる。カナダでは今もこの犬の狩猟コンテストが行われている。
特 徴
レトリーバー犬種の中では最も小型。頭蓋骨は平らで、耳付きは高く、V字型で前方へ折れている。かみ合わせはシザース・バイト。コートは滑らかで中くらいの長さ。また、尾のコートは長い。目と鼻の色は明色。
毛 色
レッド。目と鼻先のホワイトは認められている。
お手入れ
コートのお手入れは、換毛期以外、ときどきブラッシングする程度でよい。
性 格
とても明るく、人によくなれる。従順でしつけもしやすいため、家庭犬としても人気がある。
運 動
毎日の引き運動のほか、時には広い野原などで遊ばせること。
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