ドーベルマン
英 名:Dobermann
体の大きさ:04
グループ:
第2グループ
ピンシャー、シュナウザー、モロシアン・タイプ&スイスキャトルドッグ(番犬)
原産国:ドイツ
体 高:オス 66~71cm / メス 61~66cm
体 重:オス 32~34kg / メス 27~29kg
簡単な歴史・解説
「ドーベルマン」は19世紀後半に誕生したといわれており、ドイツを代表する犬種です。ルーツはドイツに古くからいた在来種と、ロットワイラー、ジャーマン・ピンシャー、ジャーマン・シェパード・ドッグなど複数の犬種の血が入っていると考えられている。「ドーベルマン」の名前の由来は、ドイツのチューリンゲンに住んでいたフリードリッヒ・ルイス・ドーベルマン氏。彼によってこの犬種が生み出されたことから、その名前が付けられた。 「ドーベルマン」は、俊敏さと従順さを兼ね備えた護身用番犬、警察犬、軍用犬を目指して交配された。第一次世界大戦には軍用犬として活躍し、世界中にその名が知れ渡った。現在は世界各国で軍用犬や警察犬として活躍し、家庭犬としても人気がある。
特 徴
黒光りして引き締まったボディは筋骨たくましい。背中は短くやや水平。胸は肋骨が非常に発達していて、体型は正方形のよう。頭部は長くV字型。耳は断耳されてピンと立っているか、自然に前方に折れ曲がっている。尾は第二尾椎骨を残して断尾が行われてきた。現在はヨーロッパの多くの国で断尾・断耳が禁止されている。目は暗色でアーモンド型、表情には活力が溢れている。コートは短く剛毛で、体表にぴったりと添っていて輝きがある。大型のヨーロピアンタイプと、育てやすさを目的として改良されたやや細身のアメリカンタイプがいる。
毛 色
公認の毛色はブラック&タン、ブラウン&タン。 その他の毛色はブルー、フォーンなど。 眼の上方に鮮明な鉄サビ色が入っており、口吻、喉、前胸、四肢、趾(足先)、尾の下側にも鉄サビ色のマーキングが見られる。
お手入れ
シングルコートで抜け毛が少なく、お手入れは比較的簡単。粗い布かやわらかめのブラシでマッサージをし、シャンプーは月1~2回を目安に行う。皮膚が敏感なため、乾燥予防に保湿剤を用いるのもよい。ショーに出陳する際は髭を切っておくこと。
性 格
外見から狂暴なイメージをもたれやすいが、性格は友好的で穏やか。飼い主さんへの忠誠心が強く、洞察力も高い。 警戒心が強く、攻撃的なところもあるので、幼犬期から服従訓練をしっかりと行う必要がある。他人や他の犬に危害を加えないためにも、子犬の頃から主従関係を築くことが大切。
運 動
筋肉質で活力あふれるドーベルマンは、運動に重点を置くことが大事。日課としてジョギングやドッグランなどでたっぷり走らせるのが理想的。運動量の目安は、朝晩1~2時間の散歩に加え、体力を使う運動や遊びを行う程度。しっかりとしたフェンスで囲まれた広場で、ボールを投げる運動もおすすめ。
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