ダルメシアン

24279_ext_16_0.jpg
facebook
twitter
mixi
HATENA

英 名:Dalmatian
体の大きさ:04
グループ: 第6グループ
セント・ハウンド(嗅覚獣猟犬)
原産国:クロアチア
体 高:オス 56~61cm / メス 54~59cm
体 重:オス 27~32kg / メス 24~29kg

※体の大きさは体重・体高をもとに分類しており、あくまでも目安としてご理解ください

簡単な歴史・解説

ダルメシアンの起源には諸説があるが、ハッキリとは分かっていない。
古代エジプトの墓ではダルメシアンに似た彫刻が発見されており、数千年前から存在していたのではないかと推測されていますが、依然不明のままとなっています。
ダルメシアンの歴史に関して分かっていることは、戦時用の犬、番犬、家畜の番犬、狩猟犬、害獣駆除犬、駅馬車の伴走犬など、さまざまな場面で人のために働いてきた万能犬種ということです。ホワイト地にくっきりした斑点模様が非常におしゃれな印象で、19世紀には特権階級の貴族たちに愛されていました。
「ダルメシアン」という名前は、クロアチアの「ダルマチア地方」が原産地なことに由来するとされています。
また、ダルメシアンにはさまざまな呼び名があり、イギリスでは馬車の伴走犬という意味の“コーチ・ドッグ”や、“スポッテッド・ディック”“消防犬”などと呼ばれていました。
アメリカでは一般に消防署のマスコット犬として認知されています。
ディズニー映画「101匹わんちゃん」の公開により、世界中で一躍有名になり、現在でも人気のある犬種となっています。

特 徴

背は力強くまっすぐ伸び、細身で均整の取れた、筋肉質な体付きをしています。
コートは短く、密生して光沢があり、なめらかな手触りです。
生まれたばかりの頃はほぼ白い毛並みをしていますが、生後2~3週間するとだんだんと体中に斑点が見られるようになり、生後3ヶ月程で模様は定着すると言われています。全身に1ドル銀貨大のブラックまたはレバー色のスポットがあり、スポットがブラックの場合、瞳の色は濃いブラックやブラウン、濃いブルーに。レバーの場合は、薄いブラウンをしています。
頭部は、長く平らで、つけ根の高い耳は薄くて形がよく、頭に密接して垂れ下がっています。
尾はカラダに比例して長く、先端に向かって細くなっています。飛節(足首)まで達しているのが理想的と言われています。
 

毛 色

ホワイト&ブラック(ブラックのスポット) ホワイト&レバー―(ブラウンのスポット) スポットは丸く、境界がハッキリして地色と混ざらない。

お手入れ

ダルメシアンは短毛ではありますが、皮膚の弱い犬種のため、毎日のブラッシングは必要です。ラバーブラシや獣毛ブラシなどを使用して優しくなでるように行います。 抜け毛も多いため、蒸しタオルなどで定期的に全身を拭き上げるとよいでしょう。 シャンプーの目安は月1~2回程度。 また、垂れ耳のため、空気性が悪く湿気がこもってしまい汚れやすいので、定期的に耳掃除を行い、清潔な状態を保ちましょう。 ​​​​​​​大型犬のため、歳を取って筋肉量が落ちるとカラダを安定させにくくなる。特に床が滑りやすいと、関節に負担がかかりやすい。フローリングにはカーペットを敷くなどの配慮が必要。

性 格

ダルメシアンはとても明るく陽気な性格です。とにかく活発で動くことが大好きです。常に好奇心旺盛で思いきり走り回ったり飼い主さまとおもちゃで遊んだりと体力がある限り遊びます。ドッグランなどでは興奮して他のワンちゃんや飼い主さまとトラブルにならないよう、幼少期の頃から社会性を身につけさせて、「マテ・オスワリ」などの制止の訓練をしておくことが大切です。飼い主さまや家族にはフレンドリーな半面、人見知りが強く警戒心が高いため、見知らぬ人には打ち解けにくい一面があります。また、他の犬に対してどんな態度に出るか予測できない部分もあるので注意しましょう。 ダルメシアンをしつけるポイントは褒めて長所をのばし、信頼関係を築くこと。 人見知りが強いため、初対面には気を配る必要がある。 知らない人や他の犬に慣れるためにも、子犬の頃から多くの人や犬と関わる機会をもつとよい。 聴覚障害の疑いがある場合は、ハンドシグナルを使ってしつけるのがおすすめ。 教えたい行動と手の形を紐づけて教えることで、コミュニケーションを取りやすくなる。

運 動

ダルメシアンは、とてもエネルギッシュな犬種です。体力と持久力に優れているため、運動の時間を積極的に取る必要があり、毎日2回以上の散歩を1時間以上行うことが理想的です。 時々、庭やドッグランなどで思いっ切走り回る時間を作るとよいでしょう。運動不足になると問題行動が増えてしまうこともありますのでストレスはしっかりと解消してあげましょう。 飼い主さんと一緒にハイキングやランニング、サイクリングを楽しむのもおすすめ。

このページを印刷する

ペット図書館トップ