簡単な歴史・解説
別名チロリアン・ハウンドといわれるこの犬は、古代オーストラリア・ハウンドをもとに、ほかのハウンド種と交配させ、計画的に作出された。目的や気候風土に適合するように改良が行われ、この犬は冬山のチロル山中で狩猟するために作出された。大型ではなく、ハンターが猟に連れて行きやすいので、今日でもチロル地方では狩猟家に人気が高い。
特 徴
中量の骨格。頭部はやや細長く、前頭部はわずかに丸みがある。耳は広く薄く平らで、眼は大きく暗色。ストップは明瞭にあり、歯は非常に頑丈。尾は長くまっすぐ。
コートは厚く短く、剛毛である。
毛 色
レッド、レッドのかかったイエローで、口吻、顎の周囲、胸、尾先はホワイト。ほか、トライカラーも。
お手入れ
簡単なブラッシング程度でよい。
性 格
愛情こまやかで、おとなしい。他人に対してはかなり警戒心をもつので、番犬、家庭犬に向いている。
運 動
十分に行う必要がある。山道などを歩かせるとよい。
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