簡単な歴史・解説
コーイケルホンディエは、昔からオランダにいるカモ猟の犬。この犬を使って野生のカモを捕まえる方法をコーヘン(間仕切り罠)といい、数百年前から行われている。野生のカモが渡りの途中、運河で休んでいると、コーイケルホンディエが現われ、カモをたくみに運河の端にある網に誘い込む。そこにはイエガモがいて、野生のカモがつられて入り込むようになっている。この犬がカモ猟に適しているのは、ふさ状の白い尾と、落ちついた性質をもつため、カモを驚かせて追い散らしたりしないからだ。しかし、現在はあまりカモ猟には用いられていない。
特 徴
一見小型のセターやスパニエルに似ている。頭部は小さく、口吻は細く、耳は高い位置につき、前方に垂れている。わずかにウェーブがかった長めのコートが全身をおおっている。この犬の大きな特徴になっている尾には、長くふさふさしたふさ毛がある。
毛 色
レッド&ホワイト
お手入れ
コートは長いが、手入れは比較的楽といえる。長い部分はコームを使い、短い部分は週に1回ブラッシングをする。
性 格
明朗活発で利口、繊細でやさしい性格。主人には従順で忠実。主人と一緒にいることを心の支えとし、奉仕に喜びを感じるタイプ。
運 動
毎日、散歩程度の運動を行う。
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