ボーダー・コリー

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HATENA

英 名:Border Collie
体の大きさ:04
グループ: 第1グループ
シープドッグ&キャトルドッグ(牧畜・牧羊犬)
原産国:イギリス(スコットランド)
体 高:オス 50~55cm / メス 48~53cm
体 重:オス 18~23kg / メス 16~20kg

※体の大きさは体重・体高をもとに分類しており、あくまでも目安としてご理解ください

簡単な歴史・解説

ボーダー・コリーはイギリス原産の牧羊犬。
スカンディナヴィア半島(デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの3国からなるヨーロッパ最大の半島)から、バイキングたちによってスコットランドに持ち込まれたトナカイ用の牧羊犬が祖先とされ、牧羊犬としての忍耐力、機敏さ、疲れを知らぬスタミナなど、どれをとってもこの犬に勝る犬はいないといわれています。
ボーダー・コリーが愛犬団体で公認されたのは近年になってからで1987年に国際畜犬連盟(FCI)で公認を受けたのが最初です。近年までアメリカンケンネルクラブ(AKC)では未公認でしたが、ショーにおいてワーキングトライアルやオビデンストライアルなどが実施された結果、ボーダー・コリーの優秀さが見直され1995年に晴れて公認犬種となりました。
“ボーダー”とは国境という意味で、イングランドから見るとスコットランドは辺境にあたるため“辺境の牧羊犬”という意味になります。

ボーダー・コリーの遺伝子病検査について
ペットの専門店コジマでは、ご提供するボーダー・コリーすべてを対象に以下の遺伝子病検査を実施しています。
・変性性脊髄症(DM)
致死性の遺伝子病で後脚の麻痺からはじまり、全身へと麻痺が広がります。
・神経セロイドリポフスチン症(NCL)
致死性の遺伝子病で1~2歳ごろに発症し、刺激に敏感になったり歩行障害・視力喪失が起こったりします。
・捕捉好中球症候群(TNS)
致死性の遺伝子病で免疫系が弱くなり感染症などにかかりやすくなります。現在治療法がなくほとんどが幼齢期に亡くなります。
遺伝子病検査の実施についてはこちら

特 徴

頭がよく、運動能力も高い犬種で粘り強く重労働にも耐えるスタミナがあります。
大きさは地面から背中までの体高が約50cm前後、成犬となった時の体重は約14~20kg程になる場合が多く、体高よりも体長のほうがやや長めでスマートで均整のとれた体型には優美さを感じます。
頭蓋は程よく広く、ストップは明瞭。耳は高く位置し、物音に敏感に反応する立耳もしくは半立耳になっており眼は離れていて卵型。口吻は先細でやや鈍角。噛み合わせはシザース・バイトです。コートは2種類。直毛でかたくて厚く、長さが約7.5cmのロングコートと、滑らかで長さが約2.5cmのスムースコートがあります。

毛 色

ブラック&ホワイト・ホワイト&タン・グレー&ブラック・レッド&ホワイト

お手入れ

基本的に毎日ブラッシングを行い抜け毛を取り除きます。皮膚をマッサージするといった目的もあります。脱毛期はコームで無駄毛をよく取り除いておかないと、皮膚病になる可能性があるので注意が必要です。シャンプーの頻度は、お散歩や運動の頻度によるが毎月1~2回行うとよいでしょう。

性 格

ボーダー・コリーは非常に賢く、飼い主さんに対して従順で作業に対しての責任感が強い犬種です。ロングコートとスムースコートでは性格がやや違うといわれており、ロングコートは人懐っこく育てやすい性格、スムースコートは、少し神経質な傾向が見られます。忍耐力があり学習能力が優れているためしつけもしやすく、優しく明るい活発な性格は家庭犬としても向いています。 しつけのポイントについては攻撃的ではないものの、観察力があり神経質なため、整合性や一貫性のないしつけをすると混乱しがちです。また、作業に対する意識が高いことから、飼い主さんが指示やしつけをしっかりしないと、自分がリーダーシップを取ろうと荒々しくなる場合があります。飼い主さんは「頼れるリーダー」として毅然とした態度でしつけをすることが重要です。

運 動

毎日十分に運動させる必要があるので1日に2回は散歩に連れ出すことが理想的で、ダイナミックでスピードのある運動をさせるべき犬種といわれています。散歩程度の歩く運動の場合は、できる限り長時間行いましょう。

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