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家族を迎える前に

ペットを育てる上で、まずしっかりと考えておかなければならないことがあります。
それは、ペットも人間と同じ“命”ある生き物だということです。
その子を迎えたその日から、家族の一員として最期まできちんと面倒を見ることはもちろん、周囲への配慮や日頃の健康管理などもすべては飼い主様の責任となります。

少子高齢化などの社会現象とともに、ペット飼育者が増加している日本では、平成21年度全国犬猫飼育率調査結果によると、国内での犬猫飼育率が犬18.3%、猫11.2%を占めています。
一方で、育てきれなくなったなどという飼い主の勝手な都合により、都道府県などが引き取らざるを得なくなった動物たちが不幸にもたくさんいます。また、動物虐待やペットと暮らすことに関する住民間トラブルも見受けられます。
ペットと人とが共生していく中で、世間のルールと飼い主様の節度やマナーが求められるのは当然です。

確かに、ペットを飼うことは大変なことも多いかもしれません。
ですが、愛情をもってお世話をすることで、ペットも無償の愛情を人間に注いでくれます。
そして、やがては家族みんなの大切なパートナーとなってくれることでしょう。

ペットと暮らせる条件

ご家族みなさんの理解はありますか?

ペットと暮らしていくことに、家族の理解と協力は不可欠です。
一緒に暮らす家族全員が、ペットのことを理解し正しく接していかなければ、しつけや健康の面などのトラブルの元となり、それはペットとその家族みんなの幸せな生活に影響を及ぼすかもしれません。
また、ワンちゃんやネコちゃんの場合、10年以上は一緒に暮らしていくことになりますので、いずれはペットの介護が必要となってくることも想定しておく必要があります。
ペットだけでなく、飼い主様ご自身が突然の病気やアクシデントに見舞われたり、仕事の事情などで引越しをしたり、新しい家族ができたりして、暮らしが変化することも考えられます。
どんなときでも、幸せなペットライフが送れるように、家族みんなが協力し合っていくことが重要なのです。

ご家族の中にアレルギーをもった人はいませんか?

花粉症をはじめ、アレルギー疾患を起こす物質はさまざまありますが、動物が原因で起こるアレルギーもあります。
症状や発症の程度は人により違い、小さい頃は何ともなかったのが、何年か経ってから発症したという例もあります。
また、同じ動物でも種類によって発症したり、しなかったりする場合もあるようです。
もし、アレルギーの経験やその疑いがあって心配というかたは、どうやって接していけばよいのか、専門医の先生にご相談されるとよいでしょう。
アレルギー以外でも小さいお子様やお年寄りがいらっしゃるご家庭では、普段の生活の中で健康に変化がないか注意してあげましょう。

ペットのためにスペースを確保できますか?

動物を育てるにはペットが暮らせる十分な空間と衛生環境が必要です。
ペットの種類や成長の過程によってその広さや用意すべきものはさまざまですが、ストレスを与えず健康に育てるためにも、そのペットに必要なスペースと環境を設けてあげましょう。
スペースを確保するということは、健康や衛生面だけではなく、ペット自身が落ち着ける自分の場所を作ってあげることにより、しつけの基本環境を整えることにもつながり、その後のペットライフに大きく影響してきます。
また、先住のペットがいて、2頭目を迎える場合は、中には新しい家族をなかなか受け入れることのできないペットもいますので、とくに気をつけてあげなければいけません。専門家やショップのスタッフに相談してみるのもよいでしょう。

ペットを育てていくための費用は?

ペットは生き物ですので、ケガや病気にかかってしまった場合には、動物病院で治療を受けることもあるでしょう。
病気になったペットの身の回りのケアや治療費など、それなりの手間とお金がかかります。
治療内容によっては大きな出費となることもありますので、ペット保険に加入することも検討することをおすすめします。
コジマではもしものときのための保証制度もご用意しております。> 詳しくはコジマ安心へ
病気にならなくても、毎日の食事代やトイレまわりの消耗品、定期的な予防接種や予防薬など、ペットと暮らしていく中では、さまざまな費用が想定されます。トリミングが必要なペットの場合、毎月のトリミング代や、季節ごとでの暑さ寒さ対策なども人間とは別に考えていく必要があります。
1年間にどのくらいお金がかかるのか、計算しておくとよいでしょう。

飼い主の義務とモラル

マナーとルールを守りましょう

最近ではペット共生可の住宅も増えてきましたが、ペット不可のアパートやマンションもあります。
ペット不可の場所でペットを飼うことはルール違反になります。
例えば、犬であれば散歩が一切できなくなる、鳴き声があれば必要以上に神経質になってしまうことになります。
それは、ペットにとっても飼い主様にとっても不幸なことです。
ペット可の住宅であっても、自治会などで定められた規則がある場合がほとんどです。
また、動物が好きな人もいれば、苦手だという人もいることを忘れてはいけません。
ルールとマナーを守り、近所に迷惑をかけずに飼うができるのかを、住んでいる環境をよく見て考えましょう。

ペットと暮らしていく上で、以下のことは最低限守りましょう。
  • ペット禁止場所には連れて行かない。
  • 自分のペットはトラブルを起こさないという自信があっても、お散歩のときは必ずリードをつける。
  • お散歩中の排泄物は必ず持ち帰り、道には残さない。
  • 国の法律、各地方自治体の条例をよく理解し、それに従う。
  • ペット可の館内へ入室する際は、排泄に十分注意し、排泄する恐れがある場合は抱っこするなどの配慮を行う。
  • お散歩中の排泄物は必ず持ち帰り、道には残さない。
  • 予防接種は毎年必ず行う。
ペットに関する法律

日本では、人とペットが幸せに暮らしていくために守らなければならないルールが「動物の愛護及び管理に関する法律」や、自治体の条例によって定められています。
ペットを虐待したり遺棄したりすると、法律で厳しく罰せられることになります。
ペットオーナーにはペットを管理する責任者としての義務があり、例えばワンちゃんの場合、一緒に暮らすことを住まいのある自治体に届け出る必要があります。
ワンちゃんと暮らしはじめてから30日以内に、市町村の役所や保健所に届け出て畜犬登録を行うことが狂犬病予防法によって義務づけられています。
ネコちゃんの場合は、登録が条例で定められている一部地域を除き、法律で決められた登録をする必要はありません。
このようにペットの種類によってそれぞれ違いますが、ペットの管理責任という面で見れば一緒です。
ペットを一生涯お世話し続けるには、ペットへの責任と愛情をかけてあげることが必要なのです。

動物の愛護及び管理に関する法律

ペットを飼う上で、以下の法律を守ることが義務付けられています。
守られない場合には、罰金等が課せられます。

2013年10月現在

1.基本原則
 動物を「命あるもの」と認識し、みだりに殺し、傷つけ、苦しめないこと。
2.適正飼養
 飼い主は動物の習性を考慮して適性に飼養すること。
3.危害、迷惑防止
 飼い主は動物が人の生命、身体、財産に害を加えたり、人に迷惑を及ぼさないように努めること。
4.感染症予防
 飼い主は所有する動物に起因する感染症について正しい知識をもち、また必要な注意を払ってその予防に努めること。
5.個体識別
 動物の所有者を明らかにするため、マイクロチップ等による個体識別措置をするように努めること。
6.繁殖制限
 繁殖を希望しない飼い主は、避妊去勢手術を行うように努めること。
7.罰則
 愛護動物(※)を虐待し、又は捨てた者は、罰せられます。
 ※牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる。
 また、これら以外で人が飼っているほ乳類、鳥類、は虫類。
8.犬のみ…狂犬病予防法
 Ⅰ.登録
  生後91日以上の犬を飼い始めたら、30日以内に犬の登録をし、犬の鑑札の交付を受けること。
 Ⅱ.予防注射
  生後91日以上の犬には、毎年1回、狂犬病の予防注射を受けさせ、注射済票の交付を受けること。
 Ⅲ.装着
  鑑札と注射済票は、必ず犬に着けておくこと。
 Ⅳ.届け
  犬が死亡したときや犬の所在地、所有者の住所などの登録内容を変更したときには、「30日以内」に届出を出すこと。

この法律は、動物の虐待の防止、動物の適正な取扱いその他動物の愛護に関する事項を定めて
国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、
動物の管理に関する事項を定めて動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止することを目的としています。
動物についての知識

人間と動物との違いを知る

動物は人間とは違う種類の生き物です。生活のペースも違います。
ペットに対して人間と同じように過干渉することは禁物です。適切な距離や対応、何よりもペットのことをよく知ることで、はじめてみなさんとペットとの間に幸せな生活が築き上げられます。人間の食べ物を与えることや、人間との上下関係をきちんともたないことは、それらが原因となってさまざまな問題も出てくる可能性があります。
動物のことを何も分からない状態で育てるのではなく、その動物の特徴や歴史、起こりうる病気、食事管理、しつけの仕方など、最低限の知識は身につけておきましょう。また、動物にも生活習慣病があります。それらを未然に防ぐためにも、ペットに対する配慮が重要になってくることを忘れてはいけません。

マイクロチップ装着

マイクロチップとは

マイクロチップとは、動物用に作られた大きさ直径わずか2mm、長さ11mmの個体識別が可能なカプセル状電子型迷子札です。
マイクロチップには個体を識別するための15ケタのIDナンバーが書き込まれており、ペットの体内に装着されたマイクロチップに、所定の施設や動物病院にある専用読み取り器(マイクロチップリーダー)を近づけ、番号を確認することにより、そのペットがどこの子なのかということが確認できます。マイクロチップは動物管理医療機器であるため、動物病院でのみチッピング(皮下挿入)を行っております。

2006年6月に改正された動物愛護法により、「動物の所有者は、その動物が
自己の所有に係わるものであることを明らかにするための措置として、
環境大臣が定めるものを講ずるように努めなければならない」ということが規定されております。
そこに推奨されているのが、個体識別装置『マイクロチップ』の装着です。
それだけでなく、マイクロチップを装着することにより、捨て犬・捨て猫の防止、迷子・災害・盗難時の所有者特定、海外渡航時の手続きが簡易になるなどのメリットがあります。


※店頭・院内にてパンフレットをご用意しておりますので、詳しくはスタッフまで気軽にお声掛けくださいませ。

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