食べさせてはダメなものって何??
2013/10/19
- 病院(システム使用)
- コジマ浦和動物病院
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- すっかり涼しくなり、秋らしくなってきましたね★
秋といえば食欲の秋!美味しいものがたくさんあるので、ついつい愛犬・愛猫にもあげたくなってしまう気持ちはよくわかります。
しかし、その食べ物で愛犬・愛猫が体調を崩してしまえば元も子もありません!
そこで今回は食べさせては×なもののお話をしていきます。
下記のリストを参考にしてください。
基本的には人の食べ物はあまりあげないようにしましょう。
もし誤って食べてしまった時は病院まで連絡してください!
※食べさせては×なもの
◎ネギ類(玉葱、にんにく、ニラ、らっきょうなど)
玉葱やにんにくなどのネギ類には赤血球を破壊する毒素が含まれています。
貧血と血尿が主な症状となりますが、それに伴い頻脈、呼吸困難、衰弱、粘膜蒼白となり、嘔吐や下痢が認められる場合もあります。
◎カカオ類(チョコレート、ココアなど)
カカオ類には中枢神経を刺激する毒素が含まれています。興奮、頻脈、不安、あえぎ呼吸、嘔吐、下痢、痙攣、失神、呼吸困難を起こすことがあります。
量によっては急性心不全などを引き起こすなど死に至る場合があります。
◎ブドウ、レーズン
症状としては、嘔吐・下痢・腹痛などがあります。腎不全を起こした場合は死亡することもあります。
◎鶏、魚の骨
鶏の鋭く尖った骨や鯛などの硬い骨は、消化器官等を傷つける恐れがあります。
◎生魚
マグロ・カツオ・アジ・サバなどの青物の魚を過食すると、不飽和脂肪酸により黄色脂肪症(イエローファット)になり、腹部の脂肪が酸化・炎症を起こします。
◎イカ、タコ、アワビなどの貝類
・イカやタコにはビタミンB1を破壊する酵素が含まれており急性ビタミンB1欠乏症を引き起こし、重篤になると目の瞳孔が開き不自然な歩き方になります。消化不良の原因にもなるので与えないでください。
・アワビなどの貝類の内臓を食べ日光に当たると、重度の皮膚炎を起こし耳の組織が壊死してしまう場合があります。