🐶ノミ・マダニ予防🐱
2025/03/21
- 病院(システム使用)
- コジマ足立動物予防医療センター(コジマ足立動物病院)
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- ノミ・マダニは一年中活動しています!😣
通年予防で大切な家族を守りましょう🐶🐱
ノミやマダニは春から夏にかけて活発になるイメージがありますが、
実は気温が低い秋冬でも室内や暖かい場所では生息し続けています😟
特に近年は温暖化の影響もあり、通年でノミやマダニの被害が報告されています😣
そのため、ワンちゃんや、ネコちゃんの健康を守るためには、年間を通じた予防対策が必要です。
💥ノミ・マダニが媒介する危険な感染症💥
ノミやマダニは、単なる皮膚トラブルの原因となるだけでなく、様々な感染症を媒介することが知られています。
~ノミが媒介する主な感染症~
<猫ひっかき病(バルトネラ症)>
ネコちゃんに寄生したノミを介してバルトネラ菌が感染し、ネコちゃんに引っかかれたり噛まれたりすることで人にも感染することがあります。発熱やリンパ節の腫れなどの症状を引き起こします。
<瓜実条虫症>
ノミを介して寄生虫(瓜実条虫)がペットの体内に侵入し、腸内で成長します。感染すると下痢や体重減少が起こることがあります。
<アレルギー性皮膚炎>
ノミの唾液に対するアレルギー反応で、激しいかゆみや皮膚炎を引き起こします。
~マダニが媒介する主な感染症~
<重症熱性血小板減少症候群(SFTS)>
SFTSウイルスを持つマダニに咬まれることで感染し、発熱、倦怠感、血小板の減少など重篤な症状を引き起こし、場合によっては致命的となることもあります。
<ライム病>
ボレリア菌を持つマダニに咬まれることで感染し、発熱、関節炎、神経症状などを引き起こします。
<日本紅斑熱>
マダニによってリケッチア菌が媒介され、高熱や発疹、頭痛などの症状を伴います。
😣ワンちゃん、ネコちゃんだけでなく人にも影響が😣
ノミやマダニが媒介する感染症は、ワンちゃん、ネコちゃんだけでなく人にも感染することがあります。
例えば、SFTSやライム病は人がマダニに咬まれることで発症することがあり、猫ひっかき病は感染したネコちゃんを通じて人にも広がります。つまり、ペットの予防を徹底することが、飼い主様自身の健康を守ることにもつながるのです。
⚠️通年予防でしっかり対策を!⚠️
ノミやマダニの被害を防ぐためには、季節を問わず年間を通じた対策が重要です。
✅ 定期的な駆除薬の使用:動物病院で処方される予防薬(スポットオン製剤や経口薬)を適切に使用しましょう。
✅ 室内環境の清潔維持:ノミの卵や幼虫はカーペットや布製品に潜んでいることが多いため、こまめに掃除機をかけ、寝具やクッションも定期的に洗濯しましょう。
✅ 散歩後のチェック:草むらや公園を散歩した後は、ペットの体にマダニがついていないか確認し、ブラッシングをして取り除く習慣をつけましょう。
✅ 外出時の注意:特に春~秋はマダニが多く発生するため、草むらや森林などマダニが潜んでいそうな場所を避けることも有効です。
~まとめ~
ノミやマダニの被害は決して夏だけの問題ではなく、年間を通して注意が必要です。
ワンちゃん、ネコちゃんの健康を守るためにも、そして飼い主様自身の健康を守るためにも、通年での予防を習慣化しましょう。大切な家族が安心して過ごせるよう、日々のケアをしっかりと行いましょう!😊