🐶冬の間もノミ・マダニ予防は必要?🐱

2023/11/15

病院(システム使用)
コジマ用賀動物病院
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ノミやマダニは、ワンちゃん・ネコちゃんに寄生する最も一般的な外部寄生虫です。
ノミが寄生すると多くの場合、強い痒みが生じたり、ノミに対するアレルギー性皮膚炎を引き起こすことがあります。
マダニの寄生では、マダニを介して他の動物や人に病気を媒介し、病気が広がってしまうことがあります。
ノミは13℃以上あれば繁殖することができ、近年では温暖化の影響により、寒い冬の時期でも室内で繁殖や寄生をすることがあります。またマダニは草むらなどに生息していることが多いですが、都心の公園や河川敷などに潜んでいることもあります。秋には若ダニや幼ダニが多く発生するため、冬でも注意が必要です。

🐾症状は?
ノ ミ:ノミに刺されることによる痒み、大量寄生による貧血、吸血が繰り返されることで
発症するアレルギー性皮膚炎、ノミが運ぶ病原体への感染など。
マダニ:皮膚炎、大量寄生による貧血や栄養障害、マダニが運ぶ病原体の感染など。
場合によっては命に関わる危険性もあります。

🐾ノミ・マダニがついているかはどうやってチェックする?
ノミの場合は、目の細かいクシなどで毛をすきます。黒い粒が取れたら湿らせたティッシュの上に置き、溶けて赤茶色になったらノミの糞なので、ノミが寄生している可能性があります。
マダニは頭、耳、目のふち、おなか、指の間、背中などに寄生しやすく、ゴマ粒大~吸血すると10㎜くらいになります。また、マダニを発見しても無理に取ったり、引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ってしまい化膿してしまうことがありますので、見つけ時は病院へいらしてください。

🐾予防方法
定期的に予防薬を投与することで感染を防ぐことができます。
予防薬には味がついたチュアブルタイプや液体をつける滴下タイプなどがあります。
その子の生活スタイルや性格にあわせた予防薬を選択しましょう。


安心してお散歩やお出かけができるように、しっかりと予防をして過ごしましょう。
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
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