症例紹介<皮膚糸状菌症(真菌)について>
2023/08/29
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- コジマ亀戸動物病院
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- 今月紹介するのは皮膚糸状菌症(真菌)についてです。
猫 4ヶ月齢 🐱
耳裏の脱毛で来院。
脱毛しているところの毛を用いて真菌培養検査を行ったところ、陽性の判定が出ました。
治療は抗真菌薬とシャンプー、感染が広がらないようにエリザベスカラーの着用とお家の掃除の徹底をお願いしました。
1か月後には培養検査も陰性になり、毛もきれいに生え揃いました。
皮膚糸状菌症(真菌)とは?
皮膚糸状菌とよばれる真菌による感染症で、人にも感染する疾患です。
子犬・子猫では比較的よくみられる疾患であり、頭部や肢端にフケを伴う脱毛などの症状がみられます。
検査はウッド灯検査や真菌培養検査にて行いますが、培養検査では効果判定までに2週間程かかります。
皮膚糸状菌は接触感染する可能性が高く、放っておくと脱毛が広がってくることがありますので、このような症状がみられたら病院までご相談下さい。 - 写真