犬が足を舐める理由
2023/08/20
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- コジマ橋本動物病院
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- 愛犬が足先を舐めている姿を一度は見たことがあるのではないのでしょうか。
犬は毛繕いとして足を舐めることがありますが、過剰に舐めている場合は他の理由が考えられる事があります。
毛繕い以外で犬が足を舐めてしまう理由をいくつかご紹介いたします。
■痛み・痒み
傷がある・トゲが刺さっている・爪が割れる・打撲・捻挫など、手足に痛みがあると患部を舐める場合があります。
また、虫刺されやアレルギーによって痒みが生じ、舐める場合があります。
〈予防・対策〉
お散歩から帰宅したら、足を拭くまたは洗って乾かし、清潔に保ちましょう。
傷や赤み等があるか、足裏・指の間だけでなく全身もチェックして、痛みや痒みを感じていることが分かれば病院へ受診しましょう。
■乾燥
肉球は乾燥するとヒビ割れを起こし、痒み・痛みを感じることもあります。乾燥する秋冬はもちろん、夏場の熱いコンクリートの上でのお散歩も水分を奪われ、火傷や乾燥につながり足を舐める原因になります。
<予防・対策>
お散歩は、夏場は日が出ている時間は避け、早朝や夕方以降をおすすめします。
お散歩する前に地面(コンクリート)を触って温度を確かめるといいでしょう。
保護グッズや保護クリーム等もありますが、皮膚疾患をお持ちの子は獣医師に相談してから、利用をおすすめします。
■ストレス・暇つぶし
ストレスの原因はさまざまです。
例えば、十分な運動ができていない、新しい環境に慣れない、飼い主さんにかまってもらえない等が挙げられます。
また、緊張・不安・恐怖などのネガティブな思考からもストレスが生じ、気持ちを落ち着かせようとして足を舐めてしまうことがあります。
〈予防・対策〉
しっかり運動時間を設けることや、一緒に過ごす時間を増やす等で原因となっているストレスを発散させましょう。
お留守番が多くなってしまう場合は、フードを入れるおもちゃを活用するなど一人でも遊べる環境づくりをしてみましょう。
上記以外にも考えられる原因はありますが、原因を特定するのが難しいため、飼い主さんが日常の状態をよく観察し、問題がないか見極めることが大切です。
過剰に舐めている場合、赤み・出血・腫れが見られている場合などは病院の受診をお勧めいたします。 - 写真