寒くなると…その2 泌尿器疾患

2013/02/06

病院(システム使用)
コジマつくば動物病院
本文
おうちの子でこんな症状の子はいませんか?
・ トイレに行く回数が増えた
・ 1回にする尿量が少ない
・ いつものトイレ以外の場所で排尿してしまう
・ 排尿時に背中を曲げて大声で鳴く
・ 尿の色が濁っている、または濃い
・ 尿の色がピンク色、または赤い

このような症状がある子は泌尿器系の病気かもしれません。
病院での診察や尿検査をおすすめします!

ワンちゃん、ネコちゃんの泌尿器系の病気で「尿路結石症」という病気があります。
これは腎臓や膀胱、尿道にかけて結石ができ、それが詰まってしまう病気です。
結石ができる原因は食餌だったり、細菌だったりと様々ですが、寒くなるとどうしても暖かい頃に比べて飲水量が減ります。
飲水量が減ると、尿量・排尿の回数が低下し、その結果、尿が濃縮され結石ができやすくなってしまいます。
尿路結石症は放置していると尿路閉塞を起こして腎不全や尿毒症になり、最悪の場合は死につながることもあります。

また、症状がなくても結石のもととなる結晶が尿に出ていたりする場合もありますので、定期的な尿検査もおすすめしています。
尿検査のみであれば尿をお持ちいただければワンちゃん、ネコちゃんを一緒に連れてこなくても検査は可能です。
尿検査も便検査同様、当日のものを検査にかけています。
尿の取り方などは待合室の掲示板に掲示中です。
尿検査をご希望であれば受付で採尿用の容器などもお渡ししていますので、受付にお声掛け下さい。
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