最近多い疾患✪その3✪誤飲
2012/10/25
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- コジマ橋本動物病院
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- 今回は季節とは関係ありませんが、最近増えている誤飲についてお話させていただきます✣
飼い主様の髪ゴム、ボタン、ストラップ、ペット用おもちゃ・・・
ペットの届くところに飲み込める大きさのものを置いていませんか?
好奇心旺盛なワンちゃん、ネコちゃんはものを口に入れたり、噛み付いたりして遊ぶことがあります。
そしてそのまま飲み込んでしまうと、場合によってはおなかを開く手術をして取り出さなければならないこともあります。
ワンちゃんはいろんなものを飲み込んでしまいます。
よくあるのはペットシーツや布製品・ボタンやおもちゃのかけらなどの小さなもの・人間の薬・お菓子の袋などに入っている乾燥剤などです。
ペットシーツや布は小さく裂かれた状態であればうんちと一緒に出てくることが多いのですが、たくさん食べてしまったり、大きな塊の状態で飲み込むとおなかの中でつまってしまうことがあり危険です。
また、人間の薬や焼き鳥の串のようなとがったもの、ひも状のものは危険性が高いのでペットが届く場所には置かないようにしましょう。
ネコちゃんも、ワンちゃんほどではありませんが異物を誤飲してしまうことがありますので同様に気をつけましょう。
では、どうやったら誤飲を防げるのでしょうか?
✱おうちの中にペットが口にしそうなものを放置しない
✱人が目を離すときは、ケージの中で過ごすようにする
✱お散歩中は落ちているものに近寄らせない
どちらも家族がみんなで気をつけてあげることが重要ですね!
また、なんでも口に入れてしまう子は、取り上げようとすると逆に取られまいとして飲み込んでしまうこともあります。
おもちゃを取り上げようとすると怒ってしまう子は要注意!
くわえているものを飼い主さんに渡してくれるようにしつけをしておくのが理想的ですね✿
飼い主さんが知らないうちに何かを飲んでしまったかも・・という場合もあります。
食べたものをすぐに吐いてしまう、吐きが続くなどの症状が出た場合、誤飲の可能性がありますのでできるだけ早く診察を受けるようにしましょう。
誤飲してしまったとき、すぐに来院できれば強制的に吐かせることができる場合が多いです。(飲み込んだものにもよりますが)
様子を見て夜に具合が悪くなったら大変です。できるだけ早く診察を受けるようにして下さい。
今一度、何か飲み込めるようなものがペットの届くところにないかどうか、まわりを見渡して見てくださいね。