ペットの熱中症にご注意!
2021/08/27
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- コジマ橋本動物病院
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- ペットの熱中症対策はしっかり出来ていますか?
お家のワンちゃん・ネコちゃんのために熱中症対策を始めましょう!
<熱中症とは>
炎天下の中、お散歩へ行ったり、蒸し暑い部屋や車内に過ごすことで、
・体温の上昇
・食欲がない
・大量のよだれ
・呼吸が浅く、速い(口を開けて呼吸をしている状態)
などの症状が見られ、放っておくと亡くなってしまう場合もある恐ろしい症状です。
この症状に加えて
・下痢
・嘔吐
・けいれん
・ぐったりとして元気がない
・歩行がふらふらしている
などが見られた場合は緊急の状態です。
ワンちゃんは暑さが苦手な動物です。特に短頭種と呼ばれる子たち(パグ・ブルドッグ・フレンチブルドッグ・シーズー・ペキニーズ等)や、太っている子は熱中症になりやすいです。
ネコちゃんはもともと乾燥地帯の動物であり、ジメジメとした湿度が非常に苦手なので、温度管理・湿度管理ともにしっかりとしてあげることが大切です。
<熱中症の症状が見られたら、どう行動すべき?>
早急に保冷剤や濡れタオルなどで体を冷やしましょう。首や脇、内股など太い血管が通っている場所を主に冷やすと効果的です。
この時、お水も飲ませてあげてください。ぐったりとして自分でお水が飲めない場合は、無理に飲ませると誤嚥の危険がありますのでやめましょう。
室内にいる場合であれば部屋を涼しくし、外にいる場合は木の陰などの比較的気温が低いところへ移動します。
熱中症は一刻も早い処置を必要とする症状です。対処をしても上記の症状が改善されない場合は動物病院へ連絡しましょう。
病院へ連れていく際は、体を冷やした状態で連れて行ってあげてください。
<熱中症から守るために>
✔炎天下の中のお散歩は絶対にNG
炎天下の中、お散歩に行くことはとても危険です。
ワンちゃんは人よりも、歩行時に地面と体が近くなるので、地面からの照り返しの影響を強く受けます。
また、熱くなったアスファルトを歩くことで肉球が火傷してしまうこともあります。
お散歩は、早朝や陽が落ちた夕方・夜間など、比較的涼しい時間に行くようにしましょう。
✔部屋の換気・空調管理をこまめにチェック
ペットだけでお留守番をしている時はクーラーをつけたかを確認してから出かけるようにしましょう。
部屋にいるときに、人が少しでも暑いと感じる気温であれば、ペットにとってはとても暑い気温であることがあります。
本格的に暑くなる前にエアコンが正常に動くかどうか、あらかじめ確認をしておくことが大切です。
✔絶対に、車内に置き去りにしない!!
車内は非常に熱が籠りやすく、15分で45℃以上まで室温が上昇することもあるようです。
よって車でのお留守番は非常に危険ですので、たとえ短時間であっても“絶対に”やめましょう!
✔常にたっぷりのお水を。
飲みたいときに飲みたい量を飲めるように、お水はたっぷり置いてあげましょう。
コジマのショップでも、熱中症対策グッズを多数ご用意しております。
何か気になるアイテムがありましたら、ショップスタッフへお気軽にお声掛けください。 - 写真