ノミについて

2012/06/09

病院(システム使用)
コジマ浦和動物病院
本文
みなさま、ノミの予防はされていますか?

ノミは昔から世界中にいて、「蚤の市(パリが有名ですよね)」のように様々な言葉になり我々の生活に入り込んでいます。

ちなみに、語源は人間の血を飲むので「飲み」から来ているという説もあります。日本でも「ノミの心臓(臆病な人の例え)」や「ノミの夫婦(夫より妻の方が背が高い夫婦のこと。実際ノミはメスの方が大きい)」など慣用句にも出てきます。また、松尾芭蕉や小林一茶もノミが出てくる俳句を詠んでいます。そのくらいポピュラーな存在でありながら、ノミがもたらす害は「かゆみ」だけだと思われている方も多いようです。「ノミアレルギー性皮膚炎」や「瓜実条虫症」など様々な病気を引き起こしてしまうので、実はとても恐ろしい寄生虫なのです。

ノミはその繁殖力から、1匹見つけたらそこには95匹潜んでいるといわれています。またノミのメスは寄生すると1~2日で産卵し、その数はなんと1日に20~50個にもなります。また、気温が13℃以上あるとその活動が活発になるため、暖かい室内では冬の間も繁殖を繰り返してしまう危険性があるのです!