夏休み、ペットを連れてお出かけされる方へ。
2019/08/02
- 病院(システム使用)
- コジマ橋本動物病院
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- 夏休み、ペットを連れて旅行される方も多いかと思います!
お家のワンちゃん・ネコちゃんを、車に乗せて出かけたら、ペットの具合が悪くなってしまった経験はありませんか?
人が乗り物酔いをするように、ワンちゃんやネコちゃんも乗り物酔いをします。
今回は乗り物酔いの対策や予防についてお話しさせていただきます!
<そもそも、なぜ乗り物酔いは起こる?>
乗り物酔いのメカニズムは人と同じで、耳の中の三半規管(バランス感覚を調整する場所)が振動によって刺激を受けて起こります。
車内のニオイ(たばこや香水、芳香剤など)によって嗅覚の刺激なども関係するとされており、人間よりも嗅覚が鋭いワンちゃんやネコちゃんには、より強く関係しています。
動物病院やその子にとって嫌いな場所へ行く際に車を利用することが多い場合、車に乗る=嫌いな所へ行く!!と結び付けて考えてしまい、車に乗る事へのストレスから車酔いを引き起こしてしまう場合もあります。
<主な症状>
✔落ち着きがなくなる
✔表情がうつろになる
✔口を開けて呼吸する
✔よだれを垂らす
✔吠える
✔ふるえる
✔あくび
✔嘔吐 など。
<対策・予防>
まずは、車に乗る事に慣れさせてあげることが大切です。
車の揺れが苦手な場合は、いきなり長距離移動には挑戦せず、何度か短い距離の移動で慣れさせてあげましょう♪
だんだんと距離を伸ばしてあげるようにすると、なお良いです◎
車内のニオイに敏感な子の場合は、まずはニオイの原因になるものを取り除き、車内のニオイをなくしてあげましょう!また、消臭剤を使用する場合は無香料のものをご使用ください!
窓を開けて、換気をすることも効果的ですが、窓の開けすぎは事故の原因となりますので、充分に注意しましょう。
車に乗る事が嫌いな子の場合は車嫌いを悪化させないために、車に乗って楽しい所へ連れて行って嫌なイメージをなくしてあげましょう♪
「車に乗れば、嫌な場所だけではなく、楽しいところへも行ける!」と記憶させてあげることが大切です!
以上の対策や予防をしていても、車酔いをしてしまう子はいます。
その際は動物病院に相談してください。診察・診断のもと、必要であれば酔い止めの内服薬をお出しすることもできます。
今回はペットの乗り物酔いについてお話しさせていただきました!
夏休み、お出かけされる方の参考になればと思います♪