夏の天敵、熱中症!

2019/07/14

病院(システム使用)
コジマ府中動物病院
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こんにちは、7月になって、梅雨明けも近くなり、いよいよ本格的な夏がやってきますね。
5月にも少し触れましたが、今回はこの時期、一番リスクが高まる熱中症について、お話ししようと思います。

人間のように全身で汗をかくことができないわんちゃん・ねこちゃんは体温調節がとても苦手な生き物です。
このため、暑さに非常に弱く、熱中症になる危険性も高いと言われています。
またブルドッグやシーズーといった鼻が短い短頭種と言われる犬種は特に注意が必要です。

《熱中症の主な症状》
大量のよだれを垂らしている
ハアハアと荒い呼吸をしている
ぐったりして元気がない
体温が高いと感じる
いつもよりも食欲がない

上記のような症状がみられれば、涼しいところに移動させ、体を冷たい水で濡らしたタオルで冷やしたり、扇風機をあててあげましょう。
水も飲むようであれば飲ませてあげてください。
また、氷や保冷剤などで急激に冷やしてしまうとかえって体に負担をかけてしまうので気をつけましょう。

《熱中症を予防するために》

○熱中症になりにくい環境づくり
日陰や風通りのいい場所を作ってあげる
室内であればクーラーで温度、湿度を調整する
新鮮な水をおいておく

○散歩に行くときは
早朝や夕方以降など日が沈んだ時間帯に行く
日陰など涼しい場所で休憩をとったり、水を携帯して飲ませてあげる

○車に乗せるなら
エアコンで車内の温度を涼しく保つ
※日当たりのいい場所に車のエンジンを切った状態で車内に待たせることはとても危険です。

この暑い夏をお家のわんちゃん・ねこちゃんと快適に過ごすために、熱中症対策を万全にして、この暑い季節を乗り切りましょう!