狂犬病について。
2019/07/01
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- コジマ橋本動物病院
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- 今回は狂犬病についてお話しさせていただきます!
<狂犬病とは>
狂犬病ウイルスに感染している動物に咬まれることで感染します。
犬や動物だけではなく、人間にも感染し、一度発症すると救命は、ほぼ不可能と言われている恐ろしい病気です。
狂犬病からペット・自分を守るために一年に一度の狂犬病予防接種が国によって義務付けられています!
<どんな症状?>
➀感染から発症まで
感染後、症状が出るまでの潜伏期間は1~3ヵ月と言われており、潜伏期間は咬まれた部位や体内に侵入したウイルスの量によって変わると言われています。
咬まれた部位の痺れ・痛み・感覚麻痺などの症状が多く見られます。
②初期症状
発熱・頭痛・筋肉痛・悪寒など、人間だと風邪やインフルエンザに近い症状が見られます。
③進行症状
麻痺・興奮・意識障害・錯覚・幻覚などの神経症状が見られます。
むやみに歩き回り、柱や石に噛みついたり、地面を無意味に掘る、狼のような遠吠えをするなどの異常行動が多く見られます。
その後、全身けいれんや不整脈が続き、麻痺が脳神経に到達すると最終的に死に至ります。
<狂犬病予防法>
この恐ろしい病気を日本からなくすために、日本では狂犬病予防法を制定しています。
予防接種を法律化したことで、50年以上日本での発病はありません。
まず、ワンちゃんをお家に迎えた日から30日以内に、お住まいの市区町村へ届け出をしましょう♪
この手続きは「畜犬登録」と呼ばれています。
い始めた日から30日以内、自宅で子犬が産まれた場合は生後90日を経過してからになります。
申請が完了すると鑑札がもらえます!首輪につけてあげましょう♪
生後91日を経過したワンちゃんは一年に一度、狂犬病予防接種をしなくてはなりません。
毎年しっかりと予防をし、接種後に発行される狂犬病注射済票も首輪につけてあげましょう!
今回は狂犬病の予防接種の必要さと、畜犬登録についてお話させていただきました。
予防接種は飼い主様の義務です。予防は欠かさずにやってあげましょう☺
なにかご不明な点がございましたら、当院にお気軽にご相談ください♪