ノミ・マダニの予防について。
2019/05/31
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- コジマ橋本動物病院
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- 今回はノミとマダニの予防についてお話しさせて頂きます!
<ノミ・マダニってどんな虫?>
動物の皮膚または被毛に寄生し、その動物の血を吸って生活する寄生虫です。
ノミの体長は約3mmと非常に小さく、素早く逃げ回るので、ノミ本体を見つけ出すことはなかなか難しいかもしれませんが、小さな黒い粒(ノミの糞)を見つかれば、ノミが寄生している可能性が非常に高いです!
マダニに関しては体長約5mm~10mmとノミよりも大きく、成長過程や吸血量によって形状や大きさも変わります。
目周りや耳に寄生することが多く見られます。
もともとは草むらなどに生息しており、草むらを通った動物(犬・猫・人間など)の皮膚・被毛にしがみつき、そのまま寄生をします。
<ノミ・マダニに寄生される事で起こる症状>
・かゆみ、皮膚炎
・瓜実条虫などの内部寄生虫の寄生
・吸血による貧血
・伝染病の感染(人間にもうつる可能性のある病気もあります!!)
<ノミ・マダニ予防>
ノミとマダニが居そうな草むらには近づかない&近づかせない事が一番大切ですが、
なかなか難しいかと思います。
ノミとマダニの寄生は予防薬での予防が可能です!
当院では「垂らすタイプの液状の予防薬」と「おやつタイプの予防薬」と
「3ヶ月に一度の投薬で予防ができる食べるタイプの予防薬」をご用意しております。
ノミとマダニが近づくことを防ぐものではなく、吸血したノミやマダニを殺すお薬となっています。
ノミやマダニがついた状態で家の中に入ってしまうと、カーペットやソファなどに沢山寄生してしまいます。
だからこそ増える前にしっかりと駆虫をし、家にノミやマダニを持ち込ませないということが非常に大切です。
ノミ・マダニの予防は通年でおすすめしております。
寄生を防ぐために、しっかりと予防をしてあげましょう♪