高齢の子の介護のおはなし②

2019/01/23

病院(システム使用)
コジマ本牧動物病院
本文
今回は、先週に引き続き高齢の子の介護のお話をします。

☆散歩について
高齢犬であっても、散歩は重要な役割を持ちます。
 
⚠高齢犬とお散歩をする際に注意するべきこと

✔散歩をする際は体調をチェックしてから
体調が悪い・様子がおかしい・疲れていると感じる場合は、散歩を控えるか短くすると良いでしょう。
ご不明な点は動物病院までお問い合わせください。

✔わんちゃんのペースに合わせる。
高齢になると脚力が落ち、歩くペースが遅くなる事が多いです。
無理せず、わんちゃんに歩くペースを合わせてあげましょう。
また、散歩中も呼吸がおかしくないか・足を引きずったりしていないかなど
わんちゃんの様子を観察し、様子がおかしいと感じた場合は早めに動物病院にご相談ください。

✔散歩の時間帯や気温・地面の温度などに気を配る
冬場・夏場などは外の気温が暑すぎないか・寒すぎないか確認し、
快適な気温の時間帯に散歩をすると良いでしょう。
冬寒がる場合は洋服を着せるのも良いでしょう。

★歩くことが難しくなったけれど、散歩に連れていきたいときは…
わんちゃん用の歩行補助ハーネスやバギー(わんちゃん用のベビーカー)を活用すると良いでしょう。
身体がふらつく場合は歩行補助ハーネスを、歩くことが難しい場合はバギーを活用すると良いでしょう。
※病気治療中などの場合は、獣医師の指示に従ってください。

☆寝たきりになったら
寝たきりになると、食事や排せつ等これまで以上にお世話に労力がかかります。
身体を清潔に保つこと・床擦れの防止などにも気を配って下さい。

✔床擦れの予防
寝たきりになった子が同じ姿勢で寝続けていると、その部分が圧迫され続けることで血流が悪くなり、
皮膚表面の組織が壊死してしまいます。
皮膚が蒸れたり・痩せすぎも間接的な原因となります。
床擦れが起きやすい箇所は、頬・肩・腰など骨が出っ張っている箇所です。
人と同様、わんちゃんやねこちゃんも寝たきりになると床擦れ(褥瘡)の予防に努める必要があります。

予防の為には、定期的に寝返りを打たせてあげたり、低反発マット・高反発マットなどの介護グッズを活用すると良いでしょう。
低反発マット・高反発マットは特性が異なります。わんちゃんの状態に合ったものを選んであげましょう。

〈当院で取り扱っている商品のご紹介〉
《ブレスエアープレミアム》*ペット専用に開発された2層構造の高反発クッション*(写真をご参照ください)
*ラインアップ:わんちゃんの大きさに合わせて各種サイズを取り揃えております。
🐕小~中型犬用:70cm×50cm
🐕中~大型犬用:85cm×70cm
🐕大型犬用:140cm×85cm

*商品の特徴
✔高反発素材でわんちゃんの体圧を分散
✔高い通気性で皮膚に優しく快適
✔専用の介護用デオシートをマットの上に敷くことで、通気性を保ちつつおしっこを吸収することが出来ます。
(介護用デオシートは全面通気タイプとなっております。)
※介護用デオシートは、介護用マットとは別売りとなります。
※ご注文頂いてからの発注となりますので、商品到着までにお時間が掛かります。
ご希望の際は、あらかじめご注文して頂くことになりますのでご了承ください。
(ご注文はお電話でも承っております。)
★詳細はスタッフにお問い合わせ下さい。

☆さいごに・・・
いかがでしたでしょうか?
大切なパートナーだからこそ、しっかり見なければと頑張りすぎてしまうこともあるかもしれません。
ですが、高齢のわんちゃん・ねこちゃんの介護は長く続くこともあります。
長期間続けるためにも、無理しすぎずお困りの際は動物病院他専門の施設にご相談ください。

高齢のわんちゃん・ねこちゃんとの生活は、長い時間ともにいたからこその愛しさや幸せがあります。
無理をしすぎず、飼い主様もわんちゃん・ねこちゃんも幸せに過ごせると良いですね。
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