高齢の子の介護のおはなし

2019/01/17

病院(システム使用)
コジマ本牧動物病院
本文
犬の平均寿命は約15才・ねこの平均寿命は16歳と言われており、
人よりもはるかにはやく歳をとります。
今回は高齢になった子の介護についてご紹介します。
❔介護が必要な状態とは?
✔視力が弱くなる
✔脚力が弱くなる
✔トイレの失敗が多くなる

❔準備できること・気を付けるべきことは?
☆視力が弱くなる・目が見えなくなる
徐々に視力を失う場合、聴覚や嗅覚などほかの感覚器官で補うため、
生活するうえで大きな不都合は無い場合が多いようです。
ただ、物にぶつかりやすくなったり急に触ると驚いたり、
明るさの差が激しいと驚いたりと行動や様子に変化があります。
家具や壁の角にクッション材を付ける・部屋の模様替えは極力控える・
わんちゃん・ねこちゃんの通り道に物を置かないようにする・
階段などの段差を通る時は抱っこする・なるべく声をかけるようにするなどして
補助してあげる等気を配ってあげると良いでしょう。

☆排泄(トイレ)に関して
高齢になるとトイレが上手くできなくなることがあります。
若く健康なうちはトイレのしつけも大切ですが、
高齢になってからトイレが思うように出来なくなっても叱らないようにしてあげましょう。
わんちゃんの行動範囲の近くにトイレを置く・トイレを増やす等しても良いでしょう。

また、脚力が落ちている場合は床がフローリング等滑りやすい状態だと
上手く踏ん張って歩くことが出来ず、トイレまでたどり着くことが出来ずに
漏らしてしまうこともあるのでその場合は床にカーペットを敷く等
滑りにくくしてあげると良いでしょう。
ベッドやマットの上でトイレをしてしまう場合は、防水シーツを使うと管理が楽になります。

身体にうんちやおしっこがついたままになっていると、皮膚炎の原因となりますので、
身体が汚れた際はなるべく早く拭いてきれいにしてあげると良いでしょう。

身体をきれいにする際はシャンプーシートや
洗い流さないタイプのシャンプーなどを活用すると便利です。
✪シャンプーシートはショップで取り扱っております✪

〈当院で取り扱っている商品のご紹介〉
寝たきりであったり、筋力が落ちていて
長時間立つのが難しいわんちゃん・ねこちゃんを洗うのは大変ですよね。
そんなお悩みにお応えする為、当院では洗い流さないタイプの洗浄液を取り扱っています。
《ユニ・チャームペットProシリーズ》
《おしりまわり洗浄液》(写真中央)
✔天然ひまわり由来の石鹸で、優しく汚れを落とします。
✔使用後のすすぎも必要なく、簡単に乾くのでお手入れの負担が軽くなります。
✔すべすべコート成分配合で、お肌と被毛を健やかに保ちます。
✔カキタンニン消臭剤を配合

《おしりまわり拭き》(写真右奥)
✔大判厚手タイプ、破れにくい丈夫な3層構造だから、洗浄後お尻周りをしっかり拭けます。
✔洗浄液で汚れを流した後こちらのシートで拭くだけで大方の水分は吸収されます。
✔丈夫で繊維を残しません。

★詳細はスタッフにお問い合わせ下さい。

いかがでしたでしょうか。
ご不明な点がありましたらスタッフにお問い合わせください。
次回も今回のおはなしの続きをさせて頂きます。
写真
333180_ext_03_0.jpg