寒さ対策のおはなし

2018/11/14

病院(システム使用)
コジマ本牧動物病院
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木の葉も色付き、秋らしい涼しい日が増えてきましたね。
これから冬にかけて寒い日が増えてきますが、皆様は寒さ対策はどうされていますか?
今回は、寒さ対策についてお話します。

わんちゃん・ねこちゃんにとっての適温は20~28度、適当な湿度は40~60%と言われています。
室内の温度・湿度が高い状態では、冬でも熱中症や皮膚病の原因となることもあります。
逆に室温・湿度が低い状態になっても風邪をひいたり、皮膚病の原因となることがあるので、適温・適切な湿度を保ち、室内環境を良くしてあげましょう。
また、わんちゃん・ねこちゃんは人間より体高が低いため、
私たちが快適でもわんちゃん・ねこちゃんにとって適切だとは限りません。
室内の低い位置の室温・湿度が適切かどうか確認してあげましょう。

寒すぎると丸まって震えたり透明な鼻水を垂らしたりします。
逆に暑すぎる時は口を開けてハアハアとしています。
このような場合は、快適な温度になるよう調節してあげましょう。
適切な温度・湿度になっていると腹ばいになり、リラックスしてくつろぐことが多いです。
わんちゃん・ねこちゃんがリラックスしてくつろげるよう、室内環境を整えてあげましょう。

寒い時期は、わんちゃん・ねこちゃん用のヒーターを使用するのも良いでしょう。
わんちゃん・ねこちゃん用の暖房器具はペットショップで取り扱っております。

人間用の暖房器具を使用する際は、電気コードを齧らないように注意してください。
また、ストーブ等火事の危険があるものの使用は避けましょう。
お部屋を暖めすぎると空気が感染して呼吸器の病気の原因となることもありますので、
加湿器などを使用して湿度管理も心がけましょう。
洗濯物やぬれたタオルを部屋に干すだけでも加湿の効果があります。

また、シニアのわんちゃん・ねこちゃんは寒い時期寝ている時間が多くなり、
運動不足になりがちです。
健康状態を把握し、遊んであげるように声をかけると良いでしょう。

秋・冬の時期の寒さと乾燥からわんちゃん・ねこちゃんを守り、
寒い時期も楽しく過ごせると良いですね。