☀熱中症について☀
2018/07/29
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- 人間と同じようにわんちゃんねこちゃんも熱中症にかかります。
蒸し暑い室内や暑い日の日中のお散歩は熱中症を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
熱中症は対処が遅れると死に至るケースもあるので、絶対に軽視してはいけません。
正しい知識を身につけて予防を徹底しましょう。
★熱中症になるとどうなるの?★
運動をしたり高温多湿な環境下に長時間いると、体温が上昇しますよね。
人の場合は汗をかくことで体温調整を行いますが、わんちゃんはハァハァという口呼吸(パンティング)によって体温調整を行います。
しかし、パンティングだけでは追いつかないほどの熱が体の中にたまってしまうと体は高体温の状態となってしまい、全身の臓器の動きが鈍くなり、場合によっては死に至ることもあります。
わんちゃんは人よりも暑さに弱い生き物だということを覚えておいて下さい!!
★こんな症状が見られたら熱中症かも!?★
・ぐったりして元気がない
・呼吸が荒い
・体温が高い(犬の平常時体温は38.0℃~39.0℃)
・フラフラ歩く
・よだれが大量に出る
・食欲不振
さらに下痢、嘔吐、けいれんなどの症状が出たら緊急状態です。
体を冷やす工夫をして一刻も早く獣医師の指示を受けて下さい。
★熱中症の原因★
①暑い日の車内でのお留守番
日差しの強い日にエアコンをつけずに駐車していると、車内は熱がこもり車内温が急上昇します。
そのような環境下ではほんの数分で熱中症になってしまうことがあります。
また、エンジンをつけっぱなしに出来ない状況でエアコンを切り窓を少し開けたとしても換気が十分に行えず車内温はどんどん上がってしまうためとても危険です。
②閉め切った室内での留守番
エアコンをつけていない室内での留守番も熱中症の原因となります。
朝涼しかったからとエアコンをつけずにそのまま外出してしまうと、日中日が昇ることで想像以上に室温が高くなってしまうこともあるため危険です。
③蒸し暑い日に屋外で過ごす
炎天下の日に外で遊ばせたり、直射日光のあたる屋外で外飼いしている場合も熱中症の原因となります。
日陰のないコンクリートの上など照り返しの強い場所は特に危険です。
④蒸し暑い時間帯に散歩をする
蒸し暑い時間帯の散歩も熱中症の原因となります。
真夏のアスファルトは50~60℃となり、私達人間は衣服や靴を履いているので気付きにくいですが、地面を歩く犬は照り返しの熱気と路面の熱さに晒されることになります。飼い主さんが気付かないうちにわんちゃんの足の裏が火傷をしたしまうなんてことも珍しくありません。
お散歩前に飼い主が実際に地面を触ってみて、確認してあげることも大切かもしれません。
★熱中症の予防★
➀室内の場合
窓を開けて風が通るようにしたり、クーラーを使って温度・湿度管理をしましょう。
ケージの中に入れる場合は設置場所を十分考えましょう。
窓際はエアコンを入れていても暑くなりますし、逆にエアコンの冷気が直接当たる場所は冷え過ぎちゃうので注意が必要です。
また万が一のエアコンの故障や停電に備えて十分な水分補給が出来るよう新鮮なお水をたっぷりと置いておく必要があります。
②室外飼育の場合
暑い時期だけでも玄関先に避難させてあげるのがベストです。
どうしても難しい場合は炎天下の日中だけでも玄関先に避難させ、日よけを作ったり風通しの良いところにハウスを設置してあげてください。
また、いつでも水分補給出来るよう新鮮なお水を用意してあげましょう。
③散歩に行く場合
暑い時間、湿度が高い時、道路の照り返しが強い時の散歩はやめましょう。
真夏のアスファルトは50~60度のなるので朝早い時間か、日が沈んでからの涼しい時間帯に行くといいでしょう。
また、お散歩の時も水分補給が出来るよう飲み水を持っていき、水に濡らした犬用シャツを着せたり、首周りに濡れタオルや保冷材を巻いたり、クールグッズを利用することも効果的です。
④車内の場合
車の中は気温が上がりやすいのでエンジンを切った車内に放置するのは夏以外でも危険です。
わずかな時間であっても、エンジンを切った状態で車内に置いていくのは絶対にやめましょう!!
車に乗せる場合はエアコンで涼しく保ってあげてください。
★熱中症になってしまった時の対応★
まずは涼しい場所に移動し、体を冷やして水分補給させましょう。
冷水で濡らしたタオルや保冷材を使って体の動脈を通っている頭や脇の下・内股のつけねを冷やしたり、お風呂場や流し台で全身に冷水をかけるなどして、体温を下げることが最も大切です。
また体温を下げすぎないようこまめに体温測定を行い、通常の体温である38~39℃まで下がったら冷やすのをやめましょう。
意識があって水が飲めるようであれば、好きなだけ水を飲ませてください。
また、気道を塞がないように舌は外へ出しておくようにするとよいです。
回復が早かったとしても内臓にダメージを受けている場合がありますので、動物病院に連絡をし獣医師の指示に従い、すぐに病院に連れて行き診察を受けるようにしましょう。
今年の夏は異常な暑さが続いています!!
昔は大丈夫だったことでも、今と昔では暑さが全く違うため注意が必要です!
飼い主が十分に注意してあげましょう☆