おうちでできるシャンプーの仕方

2018/05/26

病院(システム使用)
コジマ本牧動物病院
本文
これから夏に向けて気温とともに湿度が高くなり、
皮膚がべたつきやすくなる季節になりますね。
そんな時、
「お家でシャンプーしてあげたいな…」
と考えられる方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回はシャンプーの仕方についてお話したいと思います。

【シャンプーの仕方】

①ブラッシング
…シャンプー前にブラッシングで、毛玉を取り除いておきましょう。
 ※毛玉が残ったままでシャンプーを行うと、湿気やシャンプー剤が残って皮膚炎の原因となりますので、必ずシャンプー前にはブラッシングを行いましょう。

②ぬるま湯で全身を濡らす
…わんちゃんねこちゃんの体温と同じくらいのぬるま湯で体全体を濡らしましょう。
 しっかり濡らすことで、表面の汚れが落ちてシャンプー剤がなじみやすくなります。

③シャンプーをする
…桶などの容器にぬるま湯でシャンプー剤を溶かし、よく泡立ててから体をマッサージするように洗ってあげましょう。
 皮膚を強くこすらないように注意しましょう。

④すすぐ
…十分に洗ったあと、ぬるま湯でよくすすぎます。

⑤シャンプー2回目
…1回目と同じように、シャンプー剤をよく泡立ててからマッサージをするように洗ってあげましょう。

⑥すすぐ
…ぬるま湯で全身をよくすすぎます。泡が残らないようにしっかりすすぎましょう。
 ※シャンプー剤が残っていると、皮膚病の原因になりますので、しっかりすすぎましょう。

⑦保湿する
…シャンプー剤によっては保湿を行ったほうが良いものもあります。
 ※薬浴シャンプーはコンディショナーをしないほうが良い物もありますので、動物病院でご確認ください。

⑧すすぐ
…シャンプーの時とは異なり、少しぬめりが残る程度にすすぎましょう。
 せっかくの保湿成分をすべて流しきらないように気をつけましょう。

⑨乾かす
…タオルで水分をやさしく拭き取り、ブラシで毛をとかしながらドライヤーでよく乾かしましょう。
 人用のドライヤーは、温度が高くなっているので、30㎝以上離したところから風を当てるようにしましょう。
 指の間や脇など乾かし忘れに注意しましょう。

⑩ブラッシング
…最後に、毛玉や乾かし忘れがないかチェックしながらブラッシングをしてあげましょう。
 冷風を当てながらチェックすると、毛玉や乾かし忘れを根元まで確認することができます。
※乾かし残しがあると皮膚病などの原因になることもあります。しっかりチェックしましょう!

☆ポイント☆
・必ず動物用のシャンプーを使いましょう
・濡らす前に必ずブラッシングをして毛玉を取り除きましょう
・お湯の温度は高すぎないように注意しましょう
・ドライヤーの温風は30㎝以上離したところからあてましょう
・耳、目、鼻、口にシャンプー剤や水が入らないように注意しましょう
※誤って目にシャンプー剤が入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう

ブラッシングやシャンプーをしている際に、体格や皮膚の状態をチェックしてあげましょう。
毛に隠れていたところの傷やできものを見つけられることがあります。
・皮膚に痒みがある
・皮膚にㇷ゚ツプツとした湿疹がある
・皮膚に赤みがある
・脱毛している部分がある
・肌が乾燥している
などの症状がありましたら、
病院で処方する薬用シャンプーを使ったり病院で薬浴シャンプーをしたほうが良いかもしれません。
気になる症状がありましたらまずは診察を受けてみて下さいね。

スキンシップも兼ねておうちでシャンプーをしてみてはいかがでしょうか♪