☆熱中症に気を付けましょう☆

2018/05/17

病院(システム使用)
コジマつくば動物病院
本文
犬、猫、うさぎなどは人間と同じように熱中症になります。
また、人間は暑さを感じると汗を全身から出すことで体温調節をすることができますが、
ワンちゃんやネコちゃんは人間とは違い足の裏と鼻先でしか汗を出すことができません。暑さを感じれば「ハァハァ」したり、お腹を地面にペタンとくっつけたり、水を飲むことで体温を下げたりしていますが、基本的には身体も毛で覆われているのもあるため体温調節が非常に苦手なのです。
特に鼻が潰れている短頭種の子たちや肥満気味の子、心臓疾患を持っている子などは要注意してくださいね。
熱中症は暑い所はもちろん、そこまで暑くなくても湿度が高かったり喚起換気の悪い場所にいたり興奮状態が続いて急激に体温が上昇してしまっても熱中症になることがあります。“まだ夏前だから大丈夫”や“ちょっと買い物する間だけだから”と車内に置き去りにしたり、レジャーなどで日陰がない場所にリードを繋いだままにしておいたり、暑い時間帯のお散歩などは特に要注意です。日光に照らされ続けたアスファルトの暑さは、人よりも地面に近いのでワンちゃんやネコちゃんたちにとって、人が身体で感じる暑さの倍にもなります。
自宅で留守番させる際もエアコンや扇風機をつけた状態にしてあげたり、コジマ店舗でも販売されている体を直接付けられる冷却マットなどを置いてあげたり、水分を自由に取れるようにセットしてあげたりとちょっとしたひと工夫をすることで熱中症になりにくくすることができますので実践してみてください。
 万が一熱中症の症状(元気がない・身体が熱い・呼吸が激しい・ヨダレが多い・歯肉が白い・舌が青くチアノーゼ(※)を起こしている・失禁・脱糞・痙攣)などの症状が見られたら、迷わず早急にお近くの動物病院に連絡をしてください。
熱中症は対応が遅れてしまうと重篤な状態に陥ってしまう大変怖い病気です。
“何かいつもと違う”と体調の変化に気付いてあげることがとても重要になります。
 近年外気温が年々上昇傾向にあるので、おうちの子たちが快適に過ごせるように常に様子を確認しながらこの時期を過ごしていきましょう。気を付けていきましょう。

(※)チアノーゼとは・・・一般的に皮膚や粘膜が青紫色である状態を指します。
 
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