危ないものは、届かない所へ…!
2018/01/17
- 病院(システム使用)
- コジマ本牧動物病院
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- 寒い日は、お部屋で過ごされる方も多いと思います。
目を離した隙に、ペット達がお部屋の物をいたずらしていた!
なんてこと、ありませんか?
特に若い子は新しいものや珍しい物に興味津々です。
遊んでいる間に食べてしまうことも…!
今回は、食べ物以外で特に注意すべき物についてのご案内です。
☆わんちゃんねこちゃんが注意すべき食べ物については、11月23日の「お知らせ」をご参照ください★
○糸などひも状の物
…腸に詰まったり、腸と絡まったりすることがあります。
食事が通らなくなり、ご飯や水を嘔吐することがあります。また、腸の血流が悪くなり、壊死することもあります。
○靴下やシュシュなどの布類
…お子さんの靴下や、短めの靴下を食べてしまう事故は多くあり、布類は、丸まってしまうと腸などに詰まる恐れがあります。
○乾電池
…乾電池の中の化学物質が漏れだすと、消化管内に激しい炎症が起きることがあります。
○先のとがったもの(焼き鳥の串・お裁縫の針など)
…消化管内を傷つけてしまったり、穿孔(穴が開く)を起こす恐れがあります。
○洗剤・漂白剤など
…化学薬品は、種類によって対処方法が異なりますが、中毒症状、消化器症状を引き起こすことがあります。
○ヒトの医薬品・サプリメント
…体の小さいわんちゃんやねこちゃんたちがヒトが使用する量摂取すると、中毒症状を起こすことがあります。
○タバコ
…少量でも中毒症状を起こすことがあります。多量に摂取すると、痙攣などを起こして昏睡状態に陥ることもあります。
○ビニール袋やラップ
…腸に詰まったり、窒息する恐れがあります。
○おもちゃ(ボール・ぬいぐるみ・プラスチックのものなど)
…大きな塊を丸呑みすると、腸閉塞を起こします。
重篤な症状に陥ると命にかかわることもある為、
内視鏡検査や開腹手術(お腹を切る手術)を行う必要があります。
お家にあるものや道に落ちているものには、十分注意しましょう。
わんちゃんがいるご家庭では高い所に、ねこちゃんやフェレットさんがいるご家庭では扉のある収納スペースか、引き出しに入れるなどして、
ペット達が届く場所には物を置かないようにしましょう。
また、お口よりも小さいおもちゃは飲み込んでしまう恐れがあるので、
成長に合わせておもちゃのサイズを変えてあげましょう。
*もし、飲み込めるサイズの物をくわえていたら…
慌てて取り返そうとすると、焦って飲み込んでしまう可能性があるので、
おやつなどで気をそらして、口から離すように誘導しましょう。
万が一、誤飲してしまった場合は、すぐに動物病院へご連絡ください。
※食べてしまったものと同じものや、写真をお持ちいただくと対処しやすいかと思います。