鬼は外!!節分の際に気を付けたいこと

2018/01/08

病院(システム使用)
コジマ本牧動物病院
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新年あけましておめでとうございます。
少し気が早いですが、1月が終わって2月に入ると、節分の時期が近づいてきますね。
ご自宅でわんちゃん・ねこちゃんと一緒に豆まきを楽しまれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

季節を感じつつ楽しく豆まきをしたいところですが、注意して頂きたいことがあります。

❕豆まきをする際に気を付けたいこと
大豆は消化が悪いため、食べてしまうとお腹を壊してしまう可能性があります。
また、小さいとはいえ小型犬や猫ちゃんが丸呑みしてしまうと、
喉に詰まらせてしまう可能性もありますので、ご注意ください。
生の大豆に含まれる成分に嘔吐や下痢を引き起こすものがあります。
この成分は熱に弱いと言われておりますが、与えない方が良いでしょう。

また、落花生は大豆よりも粒が大きいため、噛まずに丸呑みすると、
消化管に詰まったり、排せつの際に負担になる可能性があります。
脂分・カロリー共に高いのでこちらもわんちゃんには与えない方が良いでしょう。

以前の記事でもとりあげましたが、豆・ナッツ類の一部には、
わんちゃん・ねこちゃんに危険な毒性を含むものもありますので、充分気を付けてください。

❕豆まきをするうえで、誤食を防ぐための対策
誤食を防ぐ為にも、わんちゃんのいる空間では豆まきをしないようにするのがベストでしょう。
それでも、どうしても豆まきをしたい…!!という方は、以下の方法で対策をしてみて下さい。

①わんちゃんをケージに入れる・または別室で待機してもらい、
豆を完全に除去する。

②外に撒くにはこれまで通り豆を使い、
室内に撒くにはドライフードやおやつなどを撒く

①の方法ではわんちゃん・ねこちゃんが可哀想、という方は、②の方法がよいでしょう。
ただ、この方法をする際には、与えすぎに十分気を付けてください。
特におやつのジャーキーやボーロなどはカロリーが高いので要注意です。
ドッグフードを撒き、食べた分その日の食事を減らすと良いでしょう。

いかがでしたでしょうか。
季節の行事でもしっかり誤食の対策をして、わんちゃん・ねこちゃんと楽しみたいですね。