こんな食べ物に注意!

2017/11/23

病院(システム使用)
コジマ本牧動物病院
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イベントの多い季節ですね。
わんちゃん達と一緒にお出かけされる方も少なくないかと思います。
出かけた先での食事の際、
わんちゃん、ねこちゃんが注意すべき食べ物があります。
今回はそんな気を付けて頂きたい食材についてです。

☆チョコレート・ココア
…チョコレートやココアに含まれるカカオの成分により、不整脈・痙攣・発作・嘔吐などを起こすことがあります。
☆ねぎ類(玉ねぎ・長ネギ・ニラetc…)
…ネギに含まれる成分が、赤血球を破壊し溶血性貧血や血尿などを起こすことがあります。
 また、ネギと同じお鍋等で煮たお肉などもあげないでください。
☆ブドウ・レーズン・マスカット
…下痢や嘔吐などの消化器症状や腎不全などを起こすことがあります。
☆牛乳
…わんちゃんねこちゃんには、牛乳に含まれる『乳糖』を消化する酵素が少ないため、下痢・嘔吐を起こすことがあります。
☆ナッツ類
…脂肪分が多いため胃もたれや、嘔吐などを起こすことがあります。
また、わんちゃんやねこちゃんにとって毒素となる成分を含むものもあり、高熱や震えを起こすことがあります。
☆キシリトール
…血糖値が下がり、嘔吐・下痢が起こって、その後、発作や痙攣を起こしたり、昏睡状態になることもあります。
☆アボカド
…毒性の強い成分の含有量は品種によって異なる為、症状の重症度も様々です。
 嘔吐・下痢・呼吸困難や痙攣を起こすことがあります。
☆お酒
…わんちゃんねこちゃんは、アルコールを分解する酵素を持っていません。
 アルコールが分解されずに体内に残ると、脳幹の機能を抑制させてしまいます。
 また、無毒化されずに体内に残ると中毒症状を引き起こすことがあります。
☆ほうれん草
…ほうれん草には、『シュウ酸』と言う栄養素が含まれており、多量に摂取すると『尿路結石症』になってしまうことがあります。
 ※シュウ酸は、ほうれん草のアクに含まれている成分です。
  茹でてアク抜きをした後、水でしっかりさらして細かく刻めば、少量食べさせてあげても大丈夫です。

誤食はお外だけでなく、お家の中でも注意が必要です。
人が食べられる食材でも、
わんちゃんやねこちゃんにとっては命にかかわる食材もあります。
人が食べるために用意したものはあげないようにしましょう。

また、お散歩中などに落ちているものを拾い食いしがちな子は、
食べ物以外の物(たばこや焼き鳥の串など)も口にしないように充分注意しましょう。