健康相談
薬を飲ませる方法について
普段どんなに元気なワンちゃんでも、病気には罹ってしまうもの。早く直すには薬を飲ませる必要があります。しかし、苦い薬は嫌がったり吐き出したりして飲ませるのが大変。
獣医さんに飲ませてもらうのは一番確実ですが、定期的に投与が必要な場合は毎回手を借りるわけにもいきません。
大切なワンちゃんの健康管理のためにも正しい薬の飲ませ方を考えてみましょう。
■錠剤の飲ませ方
まずは、オーソドックスな方法から。
犬に飲ませる薬は錠剤タイプが多く、その場合の飲ませ方を紹介します。
1、 両手で上下の顎を掴んで口を開かせる。
2、 錠剤を喉の奥に置き、口を閉じる。
3、 口を開かせないように固定する。
4、 喉元を撫でて、飲み込ませる
このほかにも食べ物に混ぜ合わせたり、錠剤を食べ物に包ませて食べさせたりする方法もあります。ただし、犬は非常に鼻が効くので上記のように飲み込ませたほうが確実です。
■粉薬の飲ませ方
粉薬の場合は、錠剤と比べると飲みやすいとはいえません。しかし、すぐに吸収されるので薬の効き目が高いというメリットがあります。
1、 口の端の弛みがある部分を広げる
2、 指に粉薬をつけて、口の横の粘膜に塗りつける
3、 頬を揉むようにして飲み込ませる
■水薬の飲ませ方
水薬を飲ませるときは、スポイトや針の付いていない注射器を用意してください。そこに適量の水薬を入れます。
1、 犬の口をやや上向きにさせて、口を開かせる
2、 唇の端にスポイトや注射器を差し込み、少しずつ飲ませる
薬の苦味を嫌がるワンちゃんにはガムシロップを混ぜ合わせると飲み込みやすくなります。カプセルタイプの場合、中身の薬を取り出して、水に溶かして上記の方法で飲ませることもできます。ただ、薬のタイプによっては水に溶かすことに適していない薬もありますから獣医さんに確認しておきましょう。
■まとめ
錠剤、粉薬、水薬と3タイプの飲み方を紹介してきましたが、どれが一番というわけではなく、ワンちゃんによって薬の飲みやすさは変わってくることは理解しておいてください。どうしても錠剤は飲み込んでくれなかったのが、水薬や粉薬ではすんなりということもあります。
薬を飲ませることに苦労したら、獣医さんと相談して薬のタイプを変えてもらうことも考えておきましょう。
猫が病気になった。でもなかなか薬を飲んでくれない…。
困ってしまいますよね。猫の病気を治すにはきちんと薬を飲ませなければなりませんが、嫌がったり、すぐに吐き出したりしてなかなか大変なものです。高価な薬の場合は失敗した分だけ無駄になってしまいます。
そこで、薬の飲ませ方を考えてみましょう。
■まずは薬のタイプを考えてみましょう
まずは薬のタイプからご紹介します。
獣医さんが処方してくれる薬には錠剤タイプ、粉薬タイプ、液状タイプなどがあります。薬のタイプによって投薬の方法も変わります。もっともポピュラーなのは錠剤タイプですが、それが難しい場合は液状タイプに変えてもらいましょう。
■獣医さんに飲ませてもらう方法
一番確実で安心な方法です。猫の扱いに慣れている獣医さんならすぐに飲ませてくれるでしょう。投薬のアドバイスも教えてもらえます。
しかし、数度の投薬ならこの方法でもよいですが、定期的に投薬が必要な場合は方法を変える必要があります。投薬の度に獣医さんにお願いするのはあまり現実的ではないです。移動も頻繁になり、なれない環境は猫のストレスとなってしまいます。
■薬をごはんに混ぜ込む方法
錠剤はごはんに混ぜ込んで一緒に食べさせてしまうのが一般的です。ただ、薬は味やニオイがどうしても違います。猫は鼻が効き、グルメですから錠剤を見つけてそれを避けてしまうこともまた多いです。ここで、ひと工夫を入れてください。
錠剤を砕いてごはんに混ぜ込み、それを口のまわりに塗りつけます。猫は口まわりに違和感があると自発的になめるという習性を利用した投与法です。これなら、負担もかからず簡単に薬を飲ませることができます。
■液状タイプの投与法
液状タイプの場合は、苦味が原因でなかなか飲み込んでくれません。その場合はガムシロップを入れて苦味をごまかす方法があります。そしてスポイトを使って飲ませてください。
なかなか口を開けてくれない場合は前歯を押して口をこじ開けたときにすぐに薬を投与します。そして顎をしっかりと閉じさせ、しっかり飲み込むまで固定します。暴れないようにタオルで胴を覆っておくと安心です。少し乱暴な方法と思うかもしれませんが、これなら確実に投与できます。
猫との信頼関係を壊さないために、無事に投与できたときは思いっきりあやしてあげましょう。ごほうびをあげると、条件反射となってすんなり投与できるようになるでしょう。