コジマ動物病院からのお知らせ13

コジマ動物病院からのお知らせ

ワンちゃん・ネコちゃんの「風邪」について

10月になり、朝晩の冷え込みと日中の気温の寒暖差が激しい季節になってきましたね。
今回は寒暖差によって起きやすいワンちゃん・ネコちゃんの「風邪」についてお話いたします。

風邪の症状は?

主に咳・くしゃみ・鼻水などの呼吸器症状が見られ、ネコちゃんは目ヤニが増えることも多いです。
発熱や鼻づまりが起きると食欲不振や元気が無くなるなどの症状にも繋がります。
また、風邪が悪化すると肺炎になることもあるので注意が必要です。
特に幼齢期や老齢期のワンちゃん・ネコちゃんは肺炎になると重症化するケースが多いので、ただの風邪だからといって様子見せずに病院へ相談しましょう。

原因は?

寒暖差など気温の変化やシャンプー後にしっかり乾かさないことなどでカラダが冷えて風邪になることがあります。
免疫力の低い幼齢期や老齢期のワンちゃん・ネコちゃんは風邪を引きやすく、悪化しやすいので特に気をつけてあげましょう。
ドッグランやお散歩中に他のワンちゃんから感染する可能性もあります。
風邪の症状が見られた場合は他のペットとの接触は控えるのが望ましいでしょう。

ペットの風邪は人にも感染する?

ワンちゃん・ネコちゃん・人の風邪は基本的に互いに感染することはないといわれています。
ワンちゃん同士・ネコちゃん同士では感染してしまいますので、多頭飼育されている場合は風邪を引いている子と他の子を分けてあげるようにしましょう。

治療法と予防法は?

病院で処方された風邪薬を飲ませて暖かくし安静にしてあげましょう。
咳がひどい場合は病院にて薬を霧状にして吸い込む治療を行うこともあります。
予防としては特に冷え込む夜から朝にかけてペットのいるお部屋に暖かい場所を作ってあげることが大切です。
ベッドに毛布を敷いてあげたりペットヒーターを置いてあげるとよいでしょう。
また、ワクチンを打つことでウイルスによる風邪症状は軽症で抑えることが可能となります。
定期的に混合ワクチンを受けるようにしましょう。
ただしワクチンを打っているからといって風邪を引かないわけではないので、温度調節や体調管理は日頃から注意してあげるとよいですね。
 
風邪かな?と心配になったらまずは病院にお気軽にご相談ください。
飼い主のみなさんも風邪を引かないようお気をつけください。