コジマ動物病院からのお知らせ12
我が家のワンちゃん・ネコちゃんは大丈夫?動物の肥満とは?
食欲の秋になりワンちゃん・ネコちゃんはいかがお過ごしでしょうか?
最近はフードの質が良くなり、獣医療も発達してワンちゃん・ネコちゃんも高齢化する時代となってきました。
その反面、生活習慣病も増えてきたのも事実です。
今回は生活習慣病と深く関わりがある肥満についてのお話です。
肥満の原因は?
おやつをあげすぎてしまう、催促されるとついごはんを追加してしまうなど、ほとんどはカロリーの摂り過ぎによるものです。
また、運動不足も肥満になる原因のひとつになります。
甲状腺機能低下症などの肥満を引き起こす病気もあります。
肥満と間違いやすい症状として「腹水がたまっている」「お腹にしこりがある」ということもあります。
見た目の変化について
肥満によって皮下脂肪が増え、背骨や肋骨が触れなくなるほか内臓脂肪が増えてお腹周りが太くなり腰のくびれがなくなります。
ワンちゃん・ネコちゃんの種類やその子の骨格や体格によって理想体重は異なりますので、今現在の体格を把握しておきましょう。
ボディーコンディションスコアを使ってみよう
BCS4、BCS5の場合は運動やごはんを見直してみましょう。肥満かどうかの判断が難しい場合は動物病院で獣医師にご相談ください。
【病気】
肥満になることでこれら様々な病気になる可能性があります。
高脂血症・関節疾患・高血圧・糖尿病・尿石症・心臓病・脂肪肝など。
【治療・対策】
●飼っているワンちゃん・ネコちゃんの理想体重を把握しましょう。
※定期的に体重を測り管理することが大切です。
●1日のごはんの量を見直して食べ過ぎに注意しましょう。
※間食は最小限にして低カロリーのごはんに変えるなど対策をしましょう。
●お散歩や体を動かす遊びをしてあげましょう。
いかがでしたか?
ごはんやおやつの与え方次第で肥満を防ぐことができます。
その子の骨格や体格によって理想体型・理想体重はさまざまです。
一度肥満になってしまうと理想体型に戻すのはとても大変です。
現在の状況をしっかり把握して肥満にならないよう適切な管理をしてあげましょう。
9月はまだまだ暑いので室内でも熱中症の危険性があります。
肥満の子は熱中症のリスクも上がりますので温度・湿度管理もしっかり行いましょう。
ご不明な点などございましたらお気軽にコジマ動物病院までご相談ください。